ど素人おじさんの報告書WP

悲しいかな、我々「おじさん」の世代はかなりヤラレっぱなしのキビシイ状況が続いています。 しかしながら、まんざらすてたもんでもない部分も多少なりともあるはず。

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電動アシストクロスバイクハリヤの後輪から異音。タイヤのガタつきと、引っ掛かり感が。。。今回は「格安の完組ホイル」と交換しました。

      2023/01/24

新しいタイヤを装着し、150kmほど走破した頃、後輪あたりから異音が。。。ガツンがツンと言うような音です。2014年1月の頃でした。

降車して、サイドスタンドを支点に後輪を浮かし、手でペダルを回して確かめると、音はしません。原因がわかりません。
で、乗るとしばらくは音は収まるのですがが、ある程度走ると、また突然「ガツンがツン」と音が鳴り出します。

かなり大きな音で、道行く人が振り向く「不吉な音」です。

しかたなく降車して、サイドスタンドを支点に後輪を浮かし、手でペダルを回しても音はしません。
しばらくは、そんな感じで、音が鳴り出したら、手でペダルを空回して、だましだましやり過ごしていました。

しかしそのうち、そのサイクルは3kmほども、もたなくなりました。

それでも、原因がわかりませんでした。

ギヤでもなく、ディレイラーでもなく、チェーンでもなく。。。。
だましだましは続きました。

そして、とうとう「だましだまし」は全く効かなくなり、手でペダルを回して、鳴り続ける音の出所が判明しました。
それは後輪の、ギヤあたりからでした。

家に到着して、後輪を取り外しチェックしました。
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すると車軸(フリー)が「ぐらぐら」で、しかもゴリゴリ感と音があります。
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べアリングが欠損したとか、破壊されたか。。。。そんなところだと思います。

それと、ギヤの部分のラチェット(と言うのかわかりませんが)が砂をかんだガリガリ音がします。
やれやれ、
対処方法は後輪のオーバーホールか、取替えと言う選択肢になります。
10cmの歩道の段差や、石だらけのでこぼこ道をショートカットを数え切れないくらい行った報いがやってきたのかもしれません。
どうするか?悩みました。

後輪のオーバーホール/グリスアップに関しては、ネット上でも、いろんな人がやり方を紹介されています。
私が特に参考にしているのは、
Takaよろず研究所
というページです。いろんなことが記述してあります。すごいです。
工具や器具も自作されたりしてます。

後輪のオーバーホール/グリスアップにトライするには、ある程度の専用工具が必要です。
ハリヤの標準装備のハブはボスフリーです。
メーカーはJOYTECと記載されたもので、詳細は不明です。
ただ、廉価版であることは間違いなさそうです。

確かに、ボスフリーはフリーの部分が独立しているので、そのメンテナンスは可能かもしれません。
しかし、それで、分解して、ハブワン、玉おし、ベアリング、の状態が思わしくなかったら、それなりの対処するわけですが、もしその部分が、修復不能な状態になっていたら。。。。可能性は大です。

修復不能な状態とは、ハブワン、玉おし、が虫食い状態のキズがついている。変形などです。
ベアリングだけならホームセンターで入手できるかもしれません。。。。けどね。

ここで思い切って、より選択肢の広い市販ギヤ運用が可能なカセットフリーのハブ交換と言う手もありますが、この場合は、スポークからの組上げになります。
これには、ある程度の環境と専用工具それに「そこそこの技術」が必要になります。
今の私にはそこまでの準備と忍耐が足りません。
かといって、自転車屋さんにお願いすると途方もない値段になることが目に見えています。

この辺は将来的においおいトライすることにして、安価であればホイルごと交換をすることにしました。
つまり、「格安ホイル完組み狙い」と言うわけです。

格安完組みホイルの調達と取り付け

後輪あたりから異音がする事態の対応で、検討の結果「26インチのホイル完組み狙いの調達」としたわけなのですが、700Cホイル化の検討ももちろん行いました。

恥ずかしながら、ハリヤに乗るまでは「700C」というキーワードを知りませんでした。
ロードバイクはおそらく販売されているものはすべてこれで、クロスバイクやマウンテンバイクの世界でもかなり広がっています。
細くて、硬くて、空気圧が高くて、スピードが出て、現在ではかなり汎用性も高い魅力的なタイヤです。
ただ、これをハリヤに装着する場合は、タイヤの径が大きくなるので、ブレーキ位置の変更による修正器具の装着やタイヤによっては収まらない可能性があります。

具体的には、

ハリヤ純正タイヤ 26×1.5Hだと直径639mmが、700Cのクロスバイクの一般的なタイヤ23Cが679mm

つまり、半径で約2cm大きくなります。
おそらく、標準装備のリヤの泥よけも外さなくてはなりません。
根本的にかなり難しい課題があると思われます。
あと、コスト的な面でなるべく現行の装備の延長上で行きたい部分もありました。
と言うわけで、「26インチのホイル完組み狙いの調達」と相成った訳です。
この目的のためにはまず、ハリヤの現行仕様を確かめなくてはなりません。

リヤエンド幅は135mm。
スポーク数は36本(36Hと言うらしい)です。
ギヤのシフト数は7段

と言うことになります。
いろいろ、探しましたが、最終的にAmazonで
RITEWAY(ライトウエイ)MTB 32H リア7S リム組ホイール(シルバー)826204を見つけました(2015年2月18日現在で、もう販売されていないようです)。
スペックは以下の通りです。

カラー:シルバー
26インチ
OLD:135mm
リム外幅:20mm
推奨タイヤ:26×1.75
歯数:11-28Tカセット付属
参考重量:1490g
米式バルブ
カセットタイプ

仕様には明記されてませんが、画像とネーミングでは7段ギヤと想定されます。
やや仕様的にチャレンジした形となってしまいました。
特に強度的な問題が気掛かりです。
価格は、税込み\6,304で、送料が\840で、3日で届きました。
クイックリリース仕様で、全体的にそっけない感じですが、このシンプルさは好きです。
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7段ギヤでした。
スポーク数が32Hなので、純正ハリヤ36Hのリムに比べ4本ほど少なく、ギヤのトップが14Tが11Tと歯数が3つ少なくなっています。
トップスピードの期待は出来ますが、強度の問題が起こる可能性があります。
しかしMTB(マウンテンバイク)用みたいなので、そこそこ頑丈かもしれません。
リムはアルミだと思います。磁石はくっつきませんでした。
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ギヤはDNP社製のもので、型番は今ひとつ不明です。
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トラブルのあったリムに装着後10日ほど使用の中古タイヤを移植しました。
このホイールは米式バブルと記述がありましたが、英式のバブルもすんなり装着できました。
ギヤの収まりは全く問題はありませんでした。
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早速、通勤ルート(往復30Km)を試走してみました。ダートなデコボコ道も走りました。
交換する前から、トップ7から6⇒5⇒4⇒3⇒2⇒1と軽いギヤには正確にシフトダウンしますが、
1⇒2⇒3⇒4⇒5⇒6⇒7と重いギヤにはスムーズにシフUPトしません。
いきなり、2段、3段越えでガクンとシフトします。
これは相変わらずです(笑)。1年半前からギヤチェンジの調子はおかしかったです。
シフトグリップもかなり重くなってます。シフトダウンはかなり握力が要ります。
実用運用はトップからせいぜい5、6段くらいまでしか使わないので、めんどくさいのでそのまま使ってました。

明らかにトップのスピードは速くなりました。少なくとも3Km/s以上、ほとんどの場面で明らかに5km/sは速くなっている感があります。
ギヤの歯数がたった3つの差なのにこれだけの違いがあるとは驚きです。
ただ、アシストなしのトップではそれなりの脚力が要求されます。

バイクや自動車では3Kmや5kmの差はあまり感じないものですが、自転車にとってはかなりのスピード感の違いがあります。
ただし、早くなった分バッテリーの消耗が激しいようです。
1回の充電で、購入時は3往復だったのが1往復ちょっとになってしまいました。
ただし、購入して2年10ヶ月ほどバッテリーを交換していないのでその辺の影響も含まれています。
冬場のバッテリー性能の低下も関係あるかもしれません。
もしかすると、歳のせいで脚力が弱くなり、アシストに頼る比率が高くなっているかもしれません(汗)。

初の試走に関しては以上のところと思っていたのですが、
何と帰り道で、リヤのブレーキとリムがいつのまにか干渉してました。
やはり、スポークの強度が弱いのか、それとも初期のフレ発生かは、わかりませんが、携帯していたニップル回しで修正しました。これは想定内でした。

それ以降は、スポークのフレは発生しませんでした。良好です。

ちなみに、ニップルのスポーク調整は今でも目視と感覚です(汗)。よい子は真似をしてはいけないかもしれません。

本当はプロの方にお任せする領域かも知れませんね。

2015年2月現在で、まだ本格的な調整器具は持ってません。
購入か?自作か?そのうちにとはと思っているのですが

と言うわけで、総じて怪我の功名、と言う感じでグレードUP感「大」の結果となりました。

 - ハリヤ

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