ど素人おじさんの報告書WP

悲しいかな、我々「おじさん」の世代はかなりヤラレっぱなしのキビシイ状況が続いています。 しかしながら、まんざらすてたもんでもない部分も多少なりともあるはず。

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ホンダFTR233のセルモータがカチカチと鳴るだけで起動しませんでした。窮地に陥ったのですが。。。。

   

それは土曜の夜に起こりました。

2020年の9月下旬の夜のこと、
職場近くの駐輪場から帰宅しようとFTR233のエンジン起動をするとカチカチと鳴るだけでセルモーターが始動しませんでした。

ヘッドライトは点いているのでヒューズ切れではありません。スタートボタンを押すたびにカチカチと音が鳴るのでスターターリレーは動作しているようです。
ということはセルモターの本体に問題があると考えられます。

なじみのバイク屋さんにすかさず電話を掛けましたが、土曜日で夜間ということもあり留守電状態です。しかも、最終バスはとっくに終わっていました。片道17Km歩いて帰宅するという選択肢はなしとして、タクシーならば軽く7千円オーバーの出費となります。

と言うわけでまずは『押し掛け』にトライということで、駐輪場からバイクを出します。不幸なことに駐輪場は地下のやや急勾配の通路を20m押して登らなくてはなりません。
で、気合でFTR233を押して狭い急勾配の通路を登り切りました。FTR233は小ぶりなバイクですが、それでも重量は公称128kgもあります(泣)。
「この通路で逆走して押し掛けをしようかな」と甘い誘惑を振り切り駐輪場を後にして歩道をトボトボとFTR233を押し続けました。

2Kmほどバイクを押し続けたところでようやく広い歩道に出ました。久しぶりに『押し掛け』にトライです。

諸説ありますが、『押し掛け』に使うギアは私の場合3速が基本です場合によっては4速ということもあります。
目安はタイヤがロックしないか?です。2速で行う場合はタイヤがロックして滑ることが多からです。

で、運のよいことに4回目のトライでエンジンが始動しました。
これも、以前バッテリーがヘタリかけていた時だましだまいしやっていた経験が役立ちました。

『押しがけ』はバイク乗りであるならば、少なくとも自分のバイクでは出来るようにしておくことが必須かもしれませんね。

しかし、おじさんは老体なので原因追及は翌日早朝に行うことにしました。

翌日は日曜ですが出勤なので、バイクがアウトならば自転車で職場に向かうしかありません。私は天気がいい日しか自転車通勤しないのですが翌日の天気が怪しげです。

というわけで翌日となり、
無謀にも出発時刻1時間前に作業をスタートさせました。

1_セルモータを外す

まずは、セルモーターを外します。
セルモーターの固定は10mmボルト2ヶ所です。あと配線が接続されているのでこれも10mmボルトで固定されています。

が本体固定、赤は配線接続部分です。
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配線固定部分はマイナスドライバーでこじ開けて外します。その中にやはり10mmのナットがあります。
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これで外れることもあるはずですが、キツくはまっているので、木片を仲介して反対側からハンマーを叩きだして外します。
今回も木片を仲介して叩き出しました。

画像は叩き出しで外した後ですが、配線部分のワッシャーを接続順に並べています。
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2_セルモーター本体を分解して確認して、対応する。

セルモーター本体は7mmボルト2ヶ所固定です。
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ところが、ここでも蓋が固着しているので、ゴムハンマーで衝撃を与えて外しました。どっちがモータブラシ側かな?
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外れました。しかしハズレです。反対側ですね。
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反対側外します。大量のモーターブラシのカーボンのカスが見受けられます。
かなりヤバいですね。
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モーターブラシの部分は一体型で、これを外さなくても大量のカスが出てきます。
大匙スプーン一杯分以上のカーボンのカスでした。
中古で購入して以来、13年間使用の歳月がうかがえます。
セルモーターの起動不能はこのカーボンのカスがショートあるいは通電不能の原因を作っていた可能性が大、ほぼ間違いないでしょう。
私見では、モーターブラシが固着してブラシが摩耗したところでモーターの接触が出来なくなり通電不能だったのでは?と推測しました。
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モーターブラシのユニットを外してカーボン部分を確認します。まだまだ使えそうです。
注意点はこのユニットを取外時にナットを外す際、画像中央部に写っている茶色の部分のワッシャーが割れやすいというところです。
この部分を破損する失敗例がネット上では散見されます。
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ちなみにこのユニットはかなり後日に念のため確保しました。
Amazonで調達しました。純正品で送料込み1,860円(2020/11/8現在)でした。
品番は31206-KW1-901です。楽天市場でも出品が見られそのほうが安価ですが送料がかかります。

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話は戻り、
あとは古いブラシでユニットやセルモーターな内部を清掃して、逆の手順で組み立てました。
セルモーターとバイク本体の取り付けにはやはり木片を介した叩き込みが必要でした。

総作業時間は30分弱というところで、セルモーターは見事復活起動しました。

3_あとがき

セルモーター自体は単純な作りで頑丈なので、そうそう交換ということはあり得ないような気がします。

これまでの経験からセルモーターに限らず、電動ドリルや丸のこ、サンダーなどの電動モーター製品は起動しなくなった原因のほとんど全てはモーターブラシの不具合でした。
このような不具合は普段はメンテナンスしない場所なので、長い年月を使用した場合、あるいは逆に長い間放置してしばらく使用した場合発に発生することが多いようです。

モーターブラシの不具合の対応は通常それほど難易度が高いものではありません。

これらの問題に対応するには、モーターブラシの部分にいかに効率的にたどり着くかということがポイントで、難易度自体はそれほど高くないような気がします。
今回の場合、バイク本体からセルモータを外す場合木片を使った叩き出しやセルモーターの分解にゴムハンマーで衝撃を与えたというやや例外的な部分の対応がヤマだったのかもしれません。

ここまで、読んで頂いた方に感謝します。

参考にされる方は、あくまでも自己責任でお願いいたします。

 - バイク, バイクのメンテ

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