ど素人おじさんの報告書WP

悲しいかな、我々「おじさん」の世代はかなりヤラレっぱなしのキビシイ状況が続いています。 しかしながら、まんざらすてたもんでもない部分も多少なりともあるはず。

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玄関アプローチに格安カーポートの屋根をつくる_その2_単管パイプのカーポート資材調達と費用

      2017/01/07

方向性は単管パイプのカーポートに決めたわけですが、まずはイメージの作成です。

余談ですが、
イメージの作成には、フリーソフトの「AR_CAD」を使用しています。かなり前からお世話になっています。そこそこの機能が揃っていて軽快にさくさく動きます。
この手の図面ソフトはやはり市販ではなく、フリーの「JW_CAD」が標準/汎用になっていますが、私には「AR_CAD」の方が合っているようです。幸い「AR_CAD」は「JW_CAD」や他のデーターを読込み、または保存形式にも対応しているのでもう今更「JW_CAD」をメインに使うことはないと思います。

単管パイプのカーポートのイメージ

以下が「AR_CAD」で作成の単管カーポートのイメージです(平面図)。

左上が玄関ステップ部分になります。

土台部分

あらかじめ、配管部分は図面上では把握していました。
ただ、実際の施工では配管の状態は異なる部分があるかも知れません。場合によっては仕様変更があるかもしれないことは覚悟していました。

支柱は4本です(赤正方形)。
土台の束石は55cmのものを35~40cm埋め込みを想定しています。
本当は最大1mくらい埋め込むのが理想かも知れません。この場合は。支柱を囲んだ紙製のボイド管にコンクリートモルタルを流し込む方法がいいのかもしれません。
なお、カーポートの運用スペースは約5m×5mなのですが、支柱の設置は縦3m×横5mになっています。
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単管パイプの骨組み1

単管パイプの骨組です、家屋側はパイプが家壁に完全に接触、あるいは最終的に「固定」と想定しています。
単管パイプの数量は全部で14本、柱は3m、縦は5m、横は6mでかなりの重量と大きさです。
特に縦に6本の5mの配管を横の2本の配管が問題なく支えられるか?そういう工夫が必要です。
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波板施設のための横板

波板を張るための横板の敷設です(斜赤斜線の横板)。
ただし、これは推奨されている55cm以下の幅より大きくなっています。
ちなみに波板の張り方については、以下が参考になります。
コメリホームページ:波板の張り方

実際の施工では2列増やし、7列を9列にしました。
本当は10列が適正なのですがどうしても他の用途に荒杉材を使用する事態が発生してしまいました。
やや手抜きになってしまいましたが、最終は約60cmを超える幅になってしまいました。
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波板の設置

波板の敷設です。全部で9尺波板で20枚使用になります。
9尺の波板は長さは約270cm、横は65cmです。注意点として、波板設置の際に重なりが実際は2.5×2山ずつロスされます。そういう訳で横を61cm換算で計算するのが望ましいと思われます。

耐久性を考慮してポリカーボネイトの波板を想定しています。
雨の日カーポートから濡れることなく玄関ドアに出入りすることを想定しています。
注意点は継ぎ目の部分と、軒下の部分の位置決めを考慮しなければなりません。
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単管パイプの骨組み2

道路から正面間口のイメージです。
横が最大6m、間口の部分が約5mになるので、そのままでは横の単管がたわむことが想定されます。
このたわみに関しての対処はネット上でさまざまな方法が見つかります。
一つの例としては鉄橋のようなイメージの単管組み合わせが多く見受けられます。

Unsplash / Pixabay

実際のホームセンターの売場や工事現場の単管利用のところでたわみを無許可でためしてみました。
私の感覚としては、2m以下ならば相当なことがない限り「たわまないのでないか」という見解になりました。
色々悩みましたが、安易すぎるかもしれませんが、以下のように想定しました。
約170cmの間隔で50cmの単管を縦に設置する方法です。これでダメな場合は斜めの筋を増やしていきます。
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全体のグラつきや、正面上部の横棒のたわみが出た場合は「筋違」を入れます。
150cmの単管を斜めで想定しています。
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あまりスタイリッシュではなく、かなり無骨なものになります。

夏も近いし、梅雨も始まりそうなのでなるべく早い完成を目指します。今回は少しでも工期短縮のため、板は無塗装で行います。今回はあくまでも実用本位で、基本ベースを第一次展開とし、雨どいや見た目などの部分は第二次展開としました。

次は実際の資材の調達と費用です。

資材の調達と費用

簡易的な図面を基に、地元の最大手ホームセンターで材料を調達しました。
画像のほかに、波板や金具やホームコン(モルタルコンクリート)が別にあります。
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このホームセンターでは年2回4月と10月にガラクタ市を行っています。いろんな処分品や目玉品が驚くほどの激安で出品されます。
他にも諸々の年間催事が計画されているようですが、急ぎでない限り、この時期の購入が望ましいことになります。
もちろん私は4月のガラクタ市に店に行きました。早朝7:00からオープンしていて、なんとパンとコーヒーが無料でふるまわれます。

ラッキーなことに、ポリカーボネイトの波板9尺が500円(ニットーボー:日東紡)の特売を行っていました。仕様は片面エンボスで色はブロンズです。
かなりの激安でした。これは大きいです。ここで約2万円以上の差額が出てしまいます。
ちなみに通常この店でポリカーボネイトの波板9尺が1,458円でありました(なんと両面使用可能)。通常でもかなり安価な気がしました。

以下が今回調達した資材の費用です(クリックで画像拡大)。
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かなり、安価に調達できたと思います。

これら資材はいつもは無料貸し出しトラックで運びますが、今回は配達してもらいました。
かなりの重量と、6m配管が私の次元では無理だと判断したからです。
配達費は何と500円です。
このホームセンターではどんな量でも、配達料は基本500円だということです(例外あり)。
ひとつ注意点は、受け入れのスペースです。かなりの場所を取ります。

次はいよいよ作業に入ります。


・玄関アプローチに格安カーポートの屋根をつくる_その1_プロローグと方向性

・玄関アプローチに格安カーポートの屋根をつくる_その2_単管パイプのカーポート資材調達と費用

・玄関アプローチに格安カーポートの屋根をつくる_その3_柱土台の施工

・玄関アプローチに格安カーポートの屋根をつくる_その4_単管パイプの骨組みの組上げ

・玄関アプローチに格安カーポートの屋根をつくる_その5_波板張りと雨どいそして完成へ

 - 玄関アプローチまわり

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