ど素人おじさんの報告書WP

悲しいかな、我々「おじさん」の世代はかなりヤラレっぱなしのキビシイ状況が続いています。 しかしながら、まんざらすてたもんでもない部分も多少なりともあるはず。

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本当に簡単な簡易展示カウンターテーブル

   

おかみさんが、2006/5/7(日)に第8回アートマーケット(KTSナマイキVOICE)出品しました。
そのとき出品用の什器を作成しました。

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テーブルのラティスは5センチ角の杉板棒にラティスをちょうつがいで接続したもので、折りたたみ式です。あまりレポートの意味がないので省略します。

今回の詳細のレポートは土台テーブル部分になります。
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構造上での強度はあまり考えていませんでしたが、実際は予想以上に強度があったのでいささか驚いています。
これまでの製作物は、必要以上に強度がありすぎていたのかもしれません。

第8回アートマーケット(KTSナマイキVOICE)では「150cm×150cm」のなかに展示物を収めなければならないという制約がありました。もちろん、「運搬→組み立て」を考慮したものでなければなりませんでした。
また、現地では電気が使えないブースだったので、ドライバー1本程度で短時間に組み立てられる事も必要条件の一つになっていました。

実際にはドライバーも不要で 、横柱2本を支え足に差し込んでテーブル板を載せるだけのものになりました。

設計と注意点(ポイント)

おかみさんが出品した第8回アートマーケット(KTSナマイキVOICE)では「150cm×150cm」のなかに展示物を収めなければならないという制約がありました。
また、電源を使える申請手続きもしていなかったので、当日は電動ドリルで組み立てが出来ないという制約もありました。残念ながら私の所有している電動工具は「コードレスもの」はただのひとつもありませんでした。

さらに、運搬・搬入の問題もありました。重量の軽量化や、車に積み込める程度に分解組立てを意識する必要があったわけです。

今回は格安のSPF材1×4をほぼ全ての部分に使用することにしました。
もちろん理由は、低コスト化と軽量化です。
単純に今まで扱ってきたものがほとんど2×4材だったので単純に1/2の感覚で軽量化できるはずと思ったからです。

以下が大枠のレイアウト図面です。

<上から見た図>
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<横から見た図>
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設計段階では使用する木材はSPF材のみ12本の計算になりました。
しかし最終的には、背中の横の2本の横柱は1×2材を利用しましたので実際の購入は以下の内容になりました。
ちなみに1×2材はお店でノコギリで2つにカットしました。
自家用車(1500ccワゴン車)の後部座席を倒してらくらく持ち帰ることが出来ました。

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あとは組み立てるだけでした。

実際の作業について

実際の作業は、私のレベルで2時間ほどで完了しました。
技術力がそれほどUPしている訳ではないのですが、道具のおかげかも知れませんね。

作業の順番は
1)材料のマーキングと切り出し
2)ダボの穴あけ→テーブル面の作成
3)全体の組立て
という感じになります。

まず材料の切り出しは、「すこや」で垂直の一発マーキングをしていきます。
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この「すこや」は木材に対して45度の角度や90度をマーキングするのに大変重宝します。
マーキングで約10分弱の所要時間です。

次は切り出しですが、以前はこのような場合にはいつも「丸のこ」が定番パターンだったのですが、
最近では「ジグソー」を使うようになりました。
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あと、切り出したあとはやすりで面取りします。
この時に使っているのが上のような特殊素材のものですが、なんともう7年(延べ千本くらいは使ったかも知れませんね)も使っていますが、
まだやすり面がちゃんと機能しています。これで30分くらいです。

次はテーブル面の接続のためのダボの穴あけですが、
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上の画像のように、テープでマーキングした所に針金を巻きつけてガードを作ります。
40ミリのダボを使用しているので、23ミリあたりにガードを作り、ドリルがその深さで止まるようにするわけです。
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あとは、クランプで接続面にあわせながら上の画像の「黄色い補助具」で穴をがんがんあけていきます。
この「黄色い補助具」は接続面の板同士の穴をかなり正確に空けることができるスグレモノです。
今回ダボの接続は5箇所留めとしました。50ヶ所の穴あけになります。これも30分ほどで完了です。

あとは、穴に木工ボンドを流し込みダボの接続でテーブル面がほぼ出来上がります。
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以上が、テーブル面の組み立てでこの什器は、この部分の作業が9割を占めていました。

イベント終了後、このテーブルはいろいろな場面で咄嗟に活躍しています。

 - テーブル、カウンター

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