ど素人おじさんの報告書WP

悲しいかな、我々「おじさん」の世代はかなりヤラレっぱなしのキビシイ状況が続いています。 しかしながら、まんざらすてたもんでもない部分も多少なりともあるはず。

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あまり苦労しなかった割には周囲の評価がかなり高かった簡単窓際カウンター

      2015/04/08

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今回の「簡単窓際カウンタ」は、作業時間は(塗装込みで)4時間ほどで完成しています。
あまり苦労しなかった割には周囲の評価がかなり高く、いささか驚いています。

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確かにいろんな用途に利用できそうな気はしますが・・・・ちょっと過大評価されている部分があるかも知れないですね(笑)。

構造上で横からのぐらつきはどうかな?と思っていたのですが、実際はかなり頑丈な出来上がりで全く問題ありません。

このカウンタは、以前作成した「巨大棚つきテーブル」を、部屋割りの関係上「3人同時使用バージョン」から「2人バージョン」に縮小作業した再に、発生した「余りもの」をベースに再利用したものです。

従って基本的な材料費は発生していません。塗料くらいのものです。
今回の最大のポイントはそれまで使用していた「厚さ25ミリ×520ミリ×2450ミリのパイン合わせ材?」を切断せずにどうにか利用できた点です。
この「パイン合材」は以前のレポートによると7,680円もしました。私の使用する材料の中では例外的に高価なものです。
そういうわけで「切断すること」がもったいなくて、そのままの形でどうしても利用したいという強い思いがありました。

ちなみに今回は、室内ものとしては、はじめて塗装をしたことになります。

 

簡単窓際カウンター_プロローグ

我家の2階は2部屋で、スペース的には2分割づつして4部屋のように使用することが何とか可能なのですが、
その場合、以前作成した、巨大棚つきテーブル (下画像)が大きくそれを阻みます。
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すでにみんなのパソコン部屋兼作業部屋となった大部屋は、家族の意向で半分に分割して息子が使用することになりました。

いろいろ検討しましたが、せっかく作成した巨大棚つきテーブルは3人使用バージョンから2人使用バージョンに変更を余儀なくされました。
なるべくスムーズにことを行なうために、最低限の作業を行なうように検討していきました。
同時に木材のあまりやその再利用も検討しました。

それまで使用していた「厚さ25ミリ×520ミリ×2450ミリのパイン合わせ材?」を切断せずに何とか生かしたいということで、1階のリビングの窓際カウンタを作ることにしました。
実はこの板は私のこれまで使用してきた木材の中では例外的に高価なもの(と言っても8千円弱ですが)でしたので切断するにはあまりにも不憫?だったからです。

今回、巨大棚つきテーブルを改造するにあたり、高所での切断作業が避けられない状態となりました。
分解するより、なるべくそのままの状態で要所を切断して対応するほうがはるかに時間的、体力的な労力を削減できると判断したためです。
(でも、高所での切断はどのみち安全とはいえませんが)
私にとっては「丸のこ」ではとても危険であり、「手のこ」では疲れすぎると思ったわけです。
下の画像は購入したジグソーです。
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税込価格で2580円でした。ちょうど特売の時期だったようです。
木材の切断能力は5cm(と記述してありました)で、スイス製のブレード3種類(下画像)がオマケでついていました。曲線も上手く切断できそうです。
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ジグソーは私にとってはこれまで出番がほとんどありませんでした。
ただ一度だけ、ラティスや波板の切断をする場面で、近所の方からお借りしたことがありましたが、上手くいきませんでした。材料を破損してしまった苦い経験があります。
今、考えてみればブレードが合っていないか、刃が切れなくなっていたのか、または、上下振動があまり速くない低速タイプだったのかも知れません。
結局はどちらも、グラインダーで切断処理してきました。

工具は何でもそうですが、価格的にはかなりの格差がありました。
今回のジグソ-にしても、何と15倍前後の価格差がありました。
大きさや、取り回しのしやすさや、切断能力もいろいろあるので注意が必要と思われます。ちなみに私の工具は恥ずかしながら、4,000円を超えるものは未だにありません。

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今回の切断作業は基本的に分解せず室内でしたので、掃除機のホースをガムテープで無理やりつないで対応しました。おかげで作業後の掃除は簡単でした。 もちろん、ジグソーは大活躍でした。今後は「丸のこ」の出番が少なくなるかも知れません。

簡単窓際カウンター_設計と注意点(ポイント)

これまで、「テーブル」「巨大棚つきテーブル」など作成してきたわけですが、
実は私にとってひとつだけ「重要なポイント」というか「こだわりみたいなもの」があります。
それは、「脚」の部分になります。

下の図は今回のカウンターの脚の部分です。

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ど素人なりに考えた、足の2:1の法則

脚の斜めの角度は実はこれまで作成したもの全てが共通(同一)です。
共通化することによって、将来的に部材の流用が「楽」になる可能性があります。
具体的な仕様は以下の図です。
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幅が約19.5cmのときに、その半分の長さ9.25cmから斜めに切断すればいいわけです。
実際の段階では9.0cmで切断しています。
これを実施した場合の角度は約70度(もしくは110度)になります。

初期のテーブル作成の段階で「脚」に関しては、かなり検証を行ないましたが、垂直の脚はそれなりに使い勝手の面など優れた部分が多いのですが、ちゃんと作り上げるには実はとても難しいのではないかと思われます。
一番手に負えない部分は、垂直には「あそび」の部分が許されない場合が多いということです。

脚の角度については何らかの法則があるのかもしれませんが、私はその「法則」をNET上から見つけ出すことが出来ませんでした。仕方がないので、「はしご」や「いす」などいろんなもの見て検討した結果、現時点では「約70度」という角度が一番安定するのかな?という考えにたどりつきました。

もちろん実際の組み立て時点では、クランプで固定して「あそび」で調整することになります。
今後の作成物もこの考え方は継続していきました。

完全に素人の独自の間隔なので、間違っているかもしれませんけどね

簡単窓際カウンター_実際の作業状況

作業の労力はやっぱり道具が左右しますね

作業は、拍子抜けするほど楽でした。信じがたいことですが、塗装を除く切り出し組み立てだけの次元では、30分ほどで基本的な作業は完了します。どんなに長くても1時間はかからないのではないかと思います。
ただし、それには(特に初心者の方には)条件があります。道具です。
今さらなことですが、使用した道具は以下です。

1)電気ドリル(ネジとめ用)
2)水平器(大きめであるほうが正確ですね)
3)クランプ(最低1つは必須で、3つあったら完璧です)
4)ジグソー(なるべく厚い物が切れるほうがいいかもしれません。私の所有しているのは5cmの切断応力)
5)ゴムハンマー(水平をとる際、クランプで固定した木材をトントン叩いて調整します。百円ショップでも売っています。)
6)電気サンダー

今回かなり便利だった道具

下の画像(クランプ)は今回衝動買いしてしまいましたが、かなり便利だったので紹介します。
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大きいものが、698円(税込み)で小さいものが367円(税込み)でした。第一印象はおもちゃっぽい感じなのですが、かなり強力な締め付け能力があり、それまで使用していたタイプとほとんど遜色はありませんでした。
ワンタッチで「締め付け」や「ゆるめ」が簡単に出来るので、連続作業にはこの機能の便利さはとても大きい部分になります。

ちなみに今まで使用していたタイプは下の画像のもで、6年程前に780円で購入しました。
これまで、3本体制でいろんな作業をこれまでやってきました。もうサブしか出番がないと思います。
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下の画像はクランプで固定しゴムハンマーで水平を確かめつつ組み立てた骨組みです。心配されたぐらつきはありません。どっしりしていい感じです。あとは天板を載せて裏からネジ止めしたら完成です。
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木材同士の接続は、私は「3本のコースレッドによる固定」に決めています。
2×4材では6.5mmのものをいつも使用しています。
下の画像は木材同士を接続した例です。このパターンはかなり強力と思われます。
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塗装は床用ニスで十分でした

天板の塗装は下の画像のものを使用しました。
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そうです。床用のニスです。なぜか、ホームセンターの方もこれを絶賛していました。
まるで白い水性ワックスみたいな感じのものでした。これで2回塗りをして、完成でした。
そうです。今回の作業時間のほとんどは塗料の乾く時間だったのです(笑)。

テーブルの高さは72cm

下は完成直後の画像で、すでにカラーボックスがテーブル下に入り込んでいます。
記述し忘れてしまいましたが、テーブルの高さの鉄則?は72cm前後のようです。
それが、作業机としては最適なようです。
使用例

これで「窓際簡単カウンタ 」のレポートは終了です。

 - テーブル、カウンター

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