ど素人おじさんの報告書WP

悲しいかな、我々「おじさん」の世代はかなりヤラレっぱなしのキビシイ状況が続いています。 しかしながら、まんざらすてたもんでもない部分も多少なりともあるはず。

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10年前からMicrosoft officeと決別してOpenOfficeを使っています。

      2020/10/11

私は約10年ほど前から自作PCを運用するにあたり、市販ソフトはほとんど使わなくなりました。
ほぼ全てがフリーソフトの運用構成というわけです。

中でも「Office互換ソフト」で特にExcel互換を利用する頻度がどうしても高くなります。

Office互換ソフトで有名なものは、もちろん「OpenOffice」です。
実はこれには
「OpenOffice.org」正当系?と言えそうな「ApachOffice」と
これが派生した形の「LibreOffice」「その他」があります。
その辺の逸話については
http://www.forest.impress.co.jp/docs/serial/moritalk/20120515_532730.html
が参考になるのではと思います。
また性能比較のヒントになると思われるものは
http://japan.zdnet.com/article/35054431/
が参考になるかもしれません。

あくまでも私の印象となりますが、「LibreOffice」の方が日本語化にも力が入っていてユーザーフレンドリーな感じがします。
開発/進化の度合いにしても「LibreOffice」は「ApachOffice」に比べて力が入っているような印象をどうしても受けてしまいます。
私はマイクロソフトのExcelが2003のバージョンとやり取りが多かった時期は「ApachOffice」を運用していましたが、2007のバージョンが出てきたときに行数などの増加の互換対応のため「LibreOffice」に切り換えして利用してきました。
LibreOffice ver4以降で、Excel互換のCalcは扱い行数1,048,531行、列が16,384列となり、Excel2007と同様の範囲を扱えるようになりました。

私はLinuxとWindowsの両方で使用しています。
Linuxの場合最初からOpenOfficがインストールされている場合がほとんどです(「LibreOffice」もしくはその派生?かな)。

ちなみに「ApachOffice」「LibreOffice」、どちらもUSBから起動できるポータブル版が存在します。ただしこれはWindows版のみになります。
本体インストール版との性能比較については、本当のところわかりません(笑)
現在のところ「LibreOffice」のポータブル版を主に使う場合が多いですね。
ExcelやWordやPowerPointの入っていないPCを使うときは重宝します。
ちなみにWordは元々作成にはあまり使わないのですが、とっさの他のデータからの読込み編集の場面で助かっています。
ネットカフェなどOffice環境が揃っていないPCが多い環境では神です。

「ApachOffice」にはワープロソフトの「Writer」、表計算ソフトの「Calc」、プレゼンソフトの「Impress」、ドローソフトの「Draw」、データベースソフトの「Base」、数式エディターの「Math」とテンプレートがあります。
私の場合Excel互換の「Calc」の使用頻度が圧倒的で、他のソフトの使用頻度が高くなくレビューできるほど把握していませんので、「Calc」についてのみ使用感を記述させていただきます記述します。

私は会社ではマイクロソフトのExcelを「がしがし」使う場面が多く、特にピボットテーブルを頻繁に使う場面が多々あります。
この点については「LibreOffice」では「データパイロット」と言う機能があって、私の次元では今のところ互換性は100%です。

今のところ互換性が「ややあやしい」と思われる部分はExcelの「条件付書式」の互換性なのでは?と思っています。しかし、これについては使用頻度が多いわけではなく、全く互換性がないわけでもなく「あやしい」レベルなのであんまり差し支えはありません。

Excelに存在して「LibreOffice」に存在しない機能として「カメラ機能」があります。シートの一部を他のシートの好きな部分に好きな大きさで表示させる機能なのですが、残念なことにこれは対応されていません。

あと、マイクロソフトのVBAに関する部分ですが、残念ながら、100%の互換性があるとは言えません。利用するにはある程度の検証が必須です。このあたりは利用者によって様々なレベルがあるので何とも言えません。

しかし、私の作成レベルではほとんどの場合ちょっとの手直しで問題なく動いています。
ちなみにマイクロソフトの「VBA」に相当するのが「LibreOffice」では、LibreOfficeBASICになります(他にもBeanShell 、JavaScript、Pythonの言語が使えますが私はまだやってません)。
LibreOfficeBASICでは「Function」や「Sub」で記述してプライベートやグローバルで実行するのもほぼ同じで、
Excelの変数類は「Option VBASupport 1」の宣言文でVBAと同じように使える場合があります。
私の場合でよく引っかかる代表的な例は、Workbook、Sheet系オブジェクトの記述や使い方で、例えば

lno_2(1) = ActiveWorkbook.WorkSheets(wst_na(0)).Cells(12,3).Value

な感じでやや明確に記述しなければいけない部分で不具合になることがほとんどです。
あんまり、難しいなことはやらないですしね。
私の場合自作ツールのようなプログラムは「VBA」で作って、インポート変換後に動作確認しながら「LibreOfficeBASIC」でエラーが出たときに手直しをするというパターンがほとんどです。

おっとこの辺は、あらかじめ「On Error GoTo」などでエラーロジックを仕込んでおくと、エラーコードを把握しながら手直しできるので、大事なポイントかもしれませんね。みんなやってるとは思いますけど(笑)。

 - お世話になったフリーソフト

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