ど素人おじさんの報告書WP

悲しいかな、我々「おじさん」の世代はかなりヤラレっぱなしのキビシイ状況が続いています。 しかしながら、まんざらすてたもんでもない部分も多少なりともあるはず。

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6年ぶりにFTR223のフロントブレーキパットの交換をしたのですが。。。

   

FTR223はすでに13年目に突入して、走行距離も170,000kmを越えて20万キロが目前ですが、2021年2月の時点でまだまだ私の現役の足として活躍中です。

主に「雨の日の通勤」と「寝坊した場合の通勤」や「緊急の外出」で活躍します。
で、ある日、6年もフロントブレーキパットの交換していないことに気づき愕然としました。
「そのうち、そのうち、そのうち、」という感じで長い歳月が過ぎてしまったわけです。

と言う訳で、あまりにも月日が経ってしまい、単純なブレーキパットの交換で済まないことはある程度覚悟していました。

ネット上ではブレーキパットの交換について数々の事例が存在します。手順さえ踏めばおそらく30分以内でFTR223のフロントブレーキパットの交換は可能なはずです。
しかし、今回は数々のトラブルに遭遇したのでで敢えてレポートすることにしました。

用意したもの

用意したものは

①やや大きめのマイナスドライバー
⇒内部ボルトの保護カバーネジを外すために必要です。

②ブレーキピストンロッキングプライヤー
単純な交換の場合必要ではありません。今回はブレーキピストンの取り外しの可能性があるからです。
余談ですが、私はほかの用途でもこれを使います。力ずくで広げる器具はなかなか無いですからね。

(STRAIGHT/ストレート) ブレーキピストンロッキングプライヤー 19-9870
2021/2/7(日)現在で送料税込みで2,740円でした。

③6角レンチ
⇒キャリバー内部ボルト外すため5mmを使います。これは100円ショップで購入しました。
ネット上では広くキャリバー内部ボルトが4mm六角レンチとアナウンスされていますが、なぜか私のボルトは5mmが適合です。
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シートを外すための6mmのレンチも装着しているため便利です。

④ブレーキディスクパットグリス
⇒ブレーキパットの裏面に塗ります。

キタコ(KITACO) ブレーキディスクパッドグリス 5G KCON 0900-969-00190
2021/2/7(日)現在で送料税込みで305円でした。

⑤ブレーキパット
⇒SOK社の62-07という型番です。安価でいつもこれを使ってます。今回で4回目となります。

バイクパーツセンター ブレーキパッド フロント/リア共用 2枚1セット LD127 汎用 FTR223/225・リード50・100・スペイシー125用 6207
2021/2/7(日)現在で送料税込みで1,159円でした。

⑥シリコングリースメイト
⇒ブレーキピストンや内部ボルトに塗るのに使います。

KURE(呉工業) シリコングリースメイト ペースト (50g) グリース [ 品番 ] 1067
2021/2/7(日)現在で送料税込みで911円でした。
5倍以上の容量の瓶入りが安いのですがそんな量は個人ベースでは必要がないはずです。
今回は前々から持っているこのチューブタイプを使いました。

ブレーキキャリバーを外す。

1_まずは、内部ボルトの保護カバーネジを外します。
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マイナスドライバーを使います。

2_保護カバーネジの奥にある内部ボルトを緩めます。軽くレンチが一回りするくらいの緩みでOKです。
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当たり前ですが、逆時計回りですのでこの画像では下向き回しです。
繰り返しの記述となりますが、ネット上では広くここが4mm六角レンジがアナウンスされていますが、なぜか私のボルトは5mmが適合です。

しかし、ここで早くもトラブル発生1です。
内部ボルトが固着が固く回りません。このまま無理やりだと百円ショップ製品の六角レンチセットが壊れそうです(握り収納の黄色いプラスチック部分)。

しばらく悩んで、「百円ショップ製品の六角レンチセット」をバラしてロッキングプライヤーで即席のパワーレンチで対応です。
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これで、難無くクリアです。なんとかうまくいきました。

3_2ヶ所のボルトを外し、ブレーキキャリバーを引き抜きます。
まずは2ヶ所のボルトを12mmのスパナで外します。
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ところが、キャリバーがディスクを噛んで抜けません。力ずくで格闘しましたが素手では無理な状況でした。
トラブル発生2です。やれやれ。

通常は難無く抜けるのですが、異常というサインです。
状況からみてブレーキピストンの不具合ということになります。
ほとんどがピストンの固着。つまりピストンのひとつが正常動作していないという怖い状況です。

ゴムハンマーで叩きだすもなかなか抜けません。
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木片を使ったりして悪戦苦闘の末ようやく外れました。
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やれやれ。時計を確認すると、作業開始からここまで1時間半を経過していました。手の握力がなくなりヘトヘトです。疲れました。

外したキャリバーはひどい状態です。これではピストンはかなりヤバイ状況なはずです。
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ブレーキパットを外して、ブレーキレバーを軽く引いてピストンの動きを確認すると左は出てきますが、右は動きません(涙)。
予想通りですが、たぶん左ピストンだけの稼働でブレーキングしていたんですね。
ここで、注意点です。
へたにブレーキレバーを握りすぎると、正常動作のピストンだけが押し出されて抜け落ちるとブレーキフルードが噴出するパターンです。
過去に経験ありです。
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ブレーキピストンロッキングプライヤーで左はもちろんクリクリ回りますが、右はビクともしません。
KURE社の5-56を使ったりと数十分間の力比べとなりましたが、全くダメでした。敗北です。
また、しばらく対策を悩みます。
またしても。。。トラブル発生3です。

解決案として、
「古いブレーキパットをピストン側をズラシて、稼働する側のみに固定セットして、2倍ほどになったピストンの可動域を確保して固定して、あとは力任せにブレーキレバーを握りまくり、油圧の力で突き出す」
という方向性としました。
つまり以下の図の要領です。
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この解決案の希望的な予測は、
①まず稼働する左ピストンが反対側にセットした古いブレーキパットにたどり着いてそこで固定ストップする。
②次に固着していた右側ピストンが次第に油圧に負けて押し出されて2倍ほどになった可動域の壁にたどり着く。
というものでした。

つまり、うまくいけば固着した右側のピストンが最終的に油圧の力で押し出されるかもしれない、ということです。
ただこの方法は、右ピストンが完全に押し出されて抜け落ちる可能性があります。そうするとブレーキフルードが噴出して駄々洩れ状態となります。
ブレーキフルードの噴出は飛び散りはもちろんですが、後の処理がやっかいになることが必至です。

この対策を行うにはピストンが2つなのでおそらく通常の4倍ほどの稼働分のブレーキフルードの補充が必須です。おそらく補充がなければ、ブレーキフルード・タンク内が空になり空気を噛んでしまう可能性もあります。

で、急遽ブレーキフルードの補充のセッティングです。

画像は、
空のペットボトル(500ml)に内径4mmのビニールホース1m(ホームセンターで100円程度)を8mmメガネスパナを通して作った廃油環境です。
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この方法は過去記事で紹介したやり方です。私の場合はブレーキフルード交換の環境で高価な専用の環境ではありません。

FTR223のフロントブレーキのフルード交換

とほぼ同様の環境・手順となります。

ブレーキフルードタンクの蓋を開け、ブレーキレバーをカキカキと握り、ブレーキフルードの残量に注意しながらブレーキフルードを補充していきます。次第にブレーキレバーの握りがキツくなります。

で、うまく右側が徐々に飛び出してきました。クリアです。油圧の力は本当に凄いな、と実感します。
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ここまで飛び出ると、ブレーキピストンロッキングプライヤーでもちろんクリクリ回ります。

本来ならばピストンなどをすべて取外して「キレイに磨く」オーバーホールなのですが、今回はあくまでも装着したまま飛び出した範囲でピストンを磨きました。
まずは、たわしサンダー?失念しましたが100均ショップで購入した掃除/台所用品を1cmの帯状に切出して、
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ピストンに巻き付けて、両端を引っ張ってゴシゴシです。
サビ落としにお約束のKURE5-56を吹き付けて磨きます。
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ここまであまりにも時間がかかりすぎました。作業開始から3時間を越えようとしていました。

磨いた後はブレーキピストンにシリコングリースメイトを厚めに塗っておきました。
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余談ですが、
新品のブレーキパットと装着していたブレーキパットの比較です。右が新品左が既存です。
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かろうじてパットは残っているものの溝はほとんどありません。

側面から厚みの比較です。
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一目瞭然です。約半分というかまだかろうじてパットが残っていた、という状況です。

で、作業に戻ります。

ブレーキパットのパット面と反対面にブレーキディスクパットグリスを厚めに塗ります。
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固定ボルトにはピストンで使用したグリースメートを塗ります。
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あとはブレーキパットをセットして、逆の手順で組み立てて完成です。

なんと、今回4時間近くも作業時間を費やしました。

今後は半年に1回はフロントブレーキの取り外しチェックを心がけていきたいと思います。

そういえば、ずいぶんリアのブレーキシューの交換をしていないですね。
ただし、まだ摩耗メーターは安全範囲ですが。。。。

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