電動アシストクロスバイクハリヤのチェーン交換をしました。完全な限界越え状態でした。おかげで、いろんなことがわかりました。
2015/09/28
ハリヤのリヤを新しい完組ホイルに取り換えて300Kmほど走破した頃、特に勾配のきつい坂などでアシストで走ると、「キリキリ」とチェーンが鳴きが目立つようになりました。
考えてみると、購入してまる3年以上、もう20,000Km近く走っているのに、チェーンを1回も交換していないことに気がつきました。
2014年1月末の頃でした。
自転車のチェーンについていろいろ調べてみると、明らかな限界越えと言うことがわかりました。
7・8速のナローチェーンならば、使用環境にもよりますが、3,000~5,000kmあたりが交換時期の目安となっているフシがあります。
バイクの場合は画像のようにチェーン調整のゲージがついているので、交換時期がわかりやすいんですけどね。
※ただしこの画像は明らかに限界越えで、危険ですね(汗)
バイクはだいたい15,000~20,000Kmあたりで取り替えていたような気がするので、感覚が麻痺してたんですね。
かなりヤバイと思ったのでさっそく、調達のための調査です。
目次
ハリヤのチェーン交換の候補は、ネット上の実例では1種類だけしか確認できませんでした
ハリヤのチェーンはネット上ではシマノ製の
シマノ チェーン CN-HG50 (6、7、8段・HG対応)
に交換する例が数多く見られます。
注意点として、ハリヤのチェーンのコマ数は126なので一般的なチェーンのコマ数は116とか114なので、2つ購入してつなぎ合わせて対応する必要があります。
で、いろいろ調べて迷った挙句、
KMC 7&8スピード用チェーン Z7 シルバー
をAmazonで購入しました。
そこそこ、評価が高かった(一般的な自転車において)のと、チェーンの取り付け取り外しが簡単な「ミッシングリング」
が付属していたためです。
ただAmazonの評価では、中国製というのを皆さんかなり気にしてるようでした。
このKMC 7&8スピード用チェーン Z7 シルバーの製造元であるKMCはシマノのチェーンのOEM元とされていますので、品質には問題がないと思われますし、シマノ チェーン CN-HG50 (6、7、8段・HG対応)よりもグレードが高いと思われます。
ただこの「ミッシングリング」はちょっと曲者かもしれません。
実際に手軽に外すことが出来ず、挙句の果てはチェーンが破損した、とか。
ギヤが「ミッシングリング」の装着が原因でたびたび外れ、11Tの歯数には対応していなのではないか?、とか。
評価の部分で賛否が出てくるところが気がかりでした。
ネット上ではこのチェーンをハリヤに利用している例は見受けられませんでした。
ましてひとつのチェーンに「ミッシングリング」を2つかまして繋ぐなんて例は通常の場合でも見つけられませんでした。
たまには、人柱になるのもいいかもしれません。
チェーンはオーダーして、3日で届きました。
税込1,508円(送料無料)でした(2015/2/27現在で1,785円に値上がりなってました)
116コマで2セット購入しました。
すぐに作業に入りたいところだったのですが、3日後の休日の日中に行いました。
実際の作業はママチャリのチェーン交換に比べてかなり楽でした。やっぱりクイックリリースはいいですね。
今回私が購入したのは
KMC 7&8スピード用チェーン Z7 シルバー
を2セットです。
繰り返しますが、ハリヤのチェーンは126コマなので、普通のチェーンは114コマか116コマで売られているケースが多いため
2セット購入しました。購入したチェーンは116コマでした。
付属品として、チェーンの「取り付け取り外し」が簡単な「ミッシングリング」が1つオマケについてました。
この「ミッシング」を継ぎ足し部分の接続部分2ヶ所に利用するわけですが、トラブルが心配されます。
評価の中で、11Tのギヤに対応していない、あるいは相性が悪いかもしれない、という部分が見受けられたからです。
症状としては、ギヤが外れやすいとか、ギヤとなじまない、というところです。
ハリヤの純正のトップギヤは本来14Tですが、先日リアのハブ軸の老朽化?で、下記「完組みホイル」を購入して交換しました。
RITEWAY(ライトウエイ)MTB 32H リア7S リム組ホイール(シルバー)826204
このホイルにはカセットフリーギヤが付属しており、のトップから11-13-15-18-21-24-28Tの構成となっています。
DNP製であることは確認できますが、いまだ(2015年2月27日現在)型番は不明です。
今回は「ミッシングリング」を2ヶ所を継ぎ足し接続の10コマの近い位置に取付けるのですから、ちょっとしたチャレンジになります。
と言うわけで作業開始です。
チェーン交換作業は手が汚れて、洗ってもナカナカ油が落ちないので、バイクの運転でも自転車の運転でも年間利用している作業用の皮手袋の「お古」を使いました。
価格は300円なので臭くなったり、汚くなったりしたら使い捨てで利用しています。
運転中のハンドルのグリップに、しっくりくるナカナカのスグレモのです。
チェーン切りには、以前、娘のママチャリのチェーン交換で実績のあるバイク用のものを使いました。
まずはチェーンカバーを外しました。
かなり汚れているので、掃除しました。
特に、チェーンリングには油が粘土状にこびりついていたので、ヘラで根気よく削り取っていきました。
そのあとは、チェーンクリーナーで拭くと見違えるほどきれいになりました。
リヤのディレイラーも同様にキレイにしていきます。
次はチェーン切りの位置確認です。
ところが、ハリヤに標準装着されている純正チェーンは接続ジョイントを見つけることが出来ませんでした。
それならば、適当なところでチェーン切りです。
ピンは前回の教訓から最小の2.2mmピンではなく、迷わず2.9mmピンを選びます。
バイクの場合(あくまでも私の場合ですが)カシメ接続箇所しか切断することは出来ませんでした。
自転車のチェーンの場合どの部分でも良い様に思えます。
参考までに、切断した古いチェーンと新しいチェーンを並べてみます。
すると、恐ろしいことに、
10コマ目で半コマ分、で20コマ目ですでに1コマ分伸びきっています。
単純計算すると、古いチェーンは6コマ以上も伸びきってしまっていた計算になります。
よくもまぁ、これで切れなかったものです。
次に116コマのチェーンを126コマにするために継ぎ足し分のチェーンを切り出します。
「ミッシング」の部分を考慮すると9コマになります。
あとは、「ミッシング」でチェーンをつないで完成です。
その時にミッシングの方向と取付け位置はがチェンの上側に注意です。
この辺の説明は、パッケージに記載されています。
念のためサイドスタンドを支柱にして、ディレイラのテンションを調整します。
TOPとROWの限界値の設定は狂いがないようなので、
切り替わりだけの設定ですが、「なんじゃコラ」です。
グリップのシフトがやや軽くなり(と言ってもまだかなり力が要りますが)、完全ではないにしろ、ギヤが交換前よりずいぶん切替えやすくなってました。
で、試走してみると「静かで軽い」でした。
やはり、6コマ分の伸びが正常になると、まるで違います。
それから、300Kmほど走りましたが、問題は出ませんでした。
それまでの3年弱の間、トップ14Tでほとんど走っていたためそのありがたさがわかっていませんでしたが、11T⇔13T⇔15Tの確実なシフト切替の重要さがわかってきました。
それゆえ、ギヤのシフトチェンジの悪さが気になってきました。
購入以来シフトケーブルも変えていないので、その影響も大きいかもしれません。
ちなみに、ギヤの切替が手元のインジケータがもう見えない役立たず状態になっています。
こんな感じです。ヨゴレですかね?
次は確実なシフトチェンジですかね。
Comment
ハリアのシフトケーブルを交換もしくはグリスアップすると見違える程スムースにギアが変わります
かっちんさまコメントありがとうございます。
さっそく試してみたいと思います。ありがとうございました。