ホンダFTR223のチェーン交換
2015/06/13
2011年の3月末に電動アシストのクロスバイクを購入して以来、私の足は自転車がメインとなりましたが、まだまだバイクの出番はかなりあります。
①雨の日の通勤
②急ぎの移動
③長距離の移動(特に高速道路を使うとき) などどなどです。
私のバイクは現在3代目で、 HONDAのFTR223という小ぶりなバイクです。
新品原付よりも安い価格で、中古で購入して、 すでに、8年目です(2014年11月現在)。
この間、タイヤやチェーンヤブレーキパットの交換を何回かやってますが、
いずれも、なじみのバイク屋さんにお願いしてました。
チェーンは一番安いランクのものをお願いしてて、いつも15,000円でやってもらってました。
2代目のバイクの「デスペラードX」も同じ値段でやってもらってました。
これまでお願いしてチェーン交換した回数は累計で20回を軽く超えてるのでは?、と思います。
で、ある日(2012/6月)チェーンが伸びきって どうしようもない感じになってしまいました。
画像の通り、すでに、交換位置をとっくに取り越して、無理やりのセッティングでだましだまし使っいたわけです。
コーナンリングのときにはもうチェンが外れそうで、ヒヤヒヤ感が限界となっていました。
以前、なじみのバイク屋さんに、この状態で持っていって、ものすごく怒られたことがあります。
良い子は、マネをしてはいけません。
今回もバイク屋さんにお願いするかどうか迷いましたが、
Youtubeなんかで交換手順を確認してみると、 何だか出来そうな感じがしてきました。
結局、コストに目がくらんで自分でやることにしました。
目次
まずはチェーン交換に必要なものをリストアップ。用意する。
いろいろ調べてみるとバイクのチェーンの交換には、
おおむね、以下のものが必要になります。
①バイクのリヤタイヤの軸を緩めるためのスパナ(理想は左右二つ必要ですが、一つはロッキングプライヤーで対応可能でした)。
②バイクのリヤタイヤの前後調整の固定を緩めるためのスパナ。
③リアブレーキの調整のためのスパナ。
④作業時にバイクを固定して後輪を浮かせるタメのスタンド。
⑤チェーンカッター
⑥チェーンカシメ
⑦新しいチェーン
①②③に関しては、日頃、問題や違和感がある場合にやってるので、 道具は揃っていました。
④のスタンドに関しては、ネット上でいろんなものがあって かなり迷いました。
頻度がどうかな?という消極的な態度もあり、値段もピンキリで、もう判らなくなりました。
便利そうなものは高いですね。
手持ちの道具では、車に付属のジャッキも試しましたが、最も安定したのは なんと、画像のようなブロックでした。
これで今回は④スタンドの購入は見送りました。
次は⑤チェーンカッター⑥チェーンカシメですが、地元のホームセンターで以下のものを2,500円でゲットしました。
ネット上ではおおむね、3,000~4000円で数多く出回っているようです。
ちなみに、Amazonではほとんど同じ内容で送料無料で2,980円でありました。
以下の画像ですが、本体のロゴの部分以外に違いはないような気がします。
チェーンカッター カット・圧入・カシメ フルセット #420~#630 J012
この道具はチェーンカッターとカシメ圧入もできて、自転車にも流用できるので重宝しています。
なお使い方はYoutubeなどでこの器具の使い方が多数紹介されています(2014年11月現在)。
以下は参考例となります。
あとは、チェーンですが、 まぁまあ上位レベルと思われるものをを購入しました。
エヌマチェーン イーケー(EK) バイク用チェーン520SR-X CR 110リンク というもので、
散々迷った挙句にAmazonnで送料込みで6,667円でゲットしました。
参考価格は11,175円となってました(2014年11現在ではこの型番は在庫切れのようです)。
これで必要なものが揃いました。次回はいよいよチェーンの換装です。
実際のチェーン交換の作業を行う
いよいよチェーンの交換作業です。
まずは後輪を緩めますが、スパナ1本では、空回りするので同じサイズのスパナがもう一本か、プライヤーみたいな固定するものが必要です。
まず後輪の主軸(正式名称が判りません:笑)をスパナで緩めます。
この場合反対側の方も同サイズのスパナか、あるいは、それに相当するもので固定しないと空回りしてしまうので注意が必要です。
私の場合は下記画像のロッキングプライヤを使いました。安くて便利な道具です。この場面だけでなくいろんな用途で活躍します。
次に、これも正式名称が判りませんが、後輪タイヤの前後調整軸を緩めます。
次に緩んだチェーンからジョイント部分を探し出します。
後から記述しますが、私のやり方ではチェーン接続のジョイント部を外す方法になります。
すでに購入したチェーンカッタカシメーセットから、チェーンカッターの状態にセッティングします。
それからチェーンに器具をセットするわけなんですが、
必ずチェーンのジョイント部分のところにセットしなければなりません。
以下がその画像です。
画像からもわかるようにジョイントは軸の部分が空洞になっています。
いわゆる、カシメ処理をされた部分です。
これ以外の普通の接続部分にセットするとおそらく、器具が壊れます。
ジョイントの部分であればさほど力を入れなくても、スパンと抜けます。
ははは、チェーンカッターといっても本当にカットするわけではないですね。
うまくチェーンが「切れた」ら、次に結束バンドを2本用意します。
私は最初1本でやろうとしたら、すぐに切れちゃいました(汗)。
これを、新旧のチェーンをつなぎます。本当の方向はわかりませんが、
念のため、バイクの進行方向に対して、前のチェーン装着状態を参考にロゴを右側、数字を左側にしました。
で、するすると流して接続準備状態にします。
購入した新しいチェーンにはジョイントもグリースもワッシャーも付属しています。
一般的なカシメ式ですが、接続方法として簡単なクリップ式もあるようです。
ここで、チェーンカッタカシメーセットを圧着モードにセッティングします(下図)。
これで、圧着するわけなんですが、
おそらく、圧着しすぎるとやり直しが難しくなる可能性があるので。
ジョイント部分をを確認しやすい後方に流して慎重に圧着します。
このとき、画像に載ってませんが、念のため、
チェーンカッタカシメーセットのハンドル部分をスパナに切り替えて作業しました。要するに、長いハンドルにしたわけです。
このほうが微妙な力具合が加減できそうな感じがしたからです。
最後に旧チェーンのジョイント状態を参考にカシメをつぶし広げます。
圧着調整が終わったら、仕上げのカシメ綴じ込みです。
チェーンカッタカシメーセットをカシメモードに切り替えます。
画像の丸いボタン状のものを取り付け、
二つのカシメを一つずつ綴じ込めるわけです。
あとは、元の状態にバイクのセッティングを戻します。
このとき、リアブレーキやブレーキランプなどのワイヤー長が当然ずれてますので、あとは微調整です。
作業自体は、最終的な微調整まで含めて、約1時間といったところでした。
チェーン自体の交換は15分くらいじゃないでしょうか?
やはり、事前の下調べとイメージトレーニングはかなり大切ですね。
その後、3,500Kmほど走行していますが、異常は見られません。
(使用頻度は減ってはいますが、約13,300kmほど走行した2014年11月現在でも良好です)
前のチェーンより上ランクのせいか、走りもスムーズな感じのような気がします。もちろん、チェーンの伸びも前のチェーンよりも無いような気がします。
いい感じでした。
以上、参考にされる方はあくまでも自己責任でお願いします。
2012年12月7日 23:12:32
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Comment
突然のメール失礼します。
画像に写っているFTRのタンデムステップベースは何の車種の流用でしょうか?
岡田さま、コメントありがとうございます。
お問い合わせの「画像に写っているFTRのタンデムステップベース」については、残念ながら不明です。
販売元にも確認を行いましたが、不明でした。
中古で購入したので前のユーザーが取り付けたものです。がっしりしています。
ちなみにタンデムステップは可倒式ではなく折りたためません。
お役にたてずすみません。
わざわざ販売元にまで問い合わせて頂いて、ありがとうございます!
頑張って合いそうなステップを探してみます。ありがとうございました(^ー^)ノ