ホンダFTR223のエンジンオイル交換をやってみました。
2022/03/12
バイクのオイル交換はこれまで、バイク屋さんにお願いしていましたが、どのようなランクのオイルが交換されていたかは不明ですが、FTR223の時は2,500円でした。
ちなみに、その前の世代に乗り回していたデスペラードXのオイル交換の費用はフィルター交換なしのときが3,800円で、フィルタ(エレメント)交換込の時が4,800円でした。
オイルとフィルター交換 / kaidouminato
目次
バイクのオイル交換は自分では無理な領域と認識していたのですが
バイクのオイル交換に関しては、約30年前に友人がSR400にトライしてかなりひどいことになった状況を目の当たりにしました。噴出するオイルにまみれてました。完全にプロの範疇と認識していました。まぁトラウマですかね。
SR400はオイル抜きの部分が3ヶ所あり、それぞれに対応のコツが必要と思われます。
ちなみに、デスペラードXの前の世代に乗り回していたSRX-6もオイル交換にはかなりのスキルを要するように思えました。これも単純ではなく、オイル抜きの部分が2ヶ所あり、なかなかオイルを注入することが出来ません。途中でエンジンを暖気回しでオイルを廻らせてオイル量を確認追加するという手順が必要と思われます。
参考までに私の知る範囲で、かなりハードルの高いSR400バイクオイル交換において参考になると思われる動画です。すごく勉強になりました。作者の宮祥平ホワイトベースさまに感謝です。
なお、SRXのオイル交換についての動画は探し出せませんでした。
FTR223はつくりがシンプルなゆえに色々なメンテナンスが自分自身で挑戦可能な部分があるように思えます。
バイクがFTR223になってすでに7年目に入り、おそらく10万km越え(購入時約45,000km)のバイクになってしまっていますが、まだまだ十分に現役で活躍しています。
FTR223はつくりがシンプルなゆえに色々なメンテナンスが自分自身で挑戦可能な部分があるように思えます。
オイル交換もそのひとつかもしれません。
オイル抜きの部分は1ヶ所だけでなんとフィルタ(エレメント)がありません。さらに、オイル量もSR400やSRX-6に比べて半分以下の1.2L(交換は1L)です。
エンジンオイルの交換では廃油の処分を十分に確認しておく必要があります。
今までエンジンオイルの交換に手を出さなかったもうひとつの理由は、エンジンオイルの交換に伴う廃油の処分のことでした。
幸いにして最寄のガソリンスタンドの責任者の方に無償にて引き取って頂くけることになったのでこれは解決です。
ガソリンスタンドは農協系列の経営で、私の居住する地区は農業関係者も多く。ご自分で耕運機やチェンソーその他の機器のオイル交換を行う方も多く、それら廃油の受け入れ態勢があるようです。廃油は2次利用やリサイクルされるようです。
その他の方法として、私の在住する地域では、市販のオイル交換用の処理パックや牛乳パックに新聞紙に詰め込んで吸い込ませて、燃えるごみに出すことが出来るようです。てんぷら油の場合の廃油の扱いと同じなんですかね?
ともかくエンジンオイルの交換に伴う廃油の処分には十分に確認しておく必要があります。
以下の動画を参考にさせていただきました。作者のJAPONICA-TVさまに感謝です。
作業前の必要な準備品について
さまざまな情報から、あくまでも私の視点で、必要な準備品について以下のものを揃えました。
左から
- 空の牛乳パック1L⇒使い捨てのオイル受けに使います。念の為2つ用意しました。
- 24mmレンチ⇒FTRのドレンキャップはこのサイズで、これがないと話しになりません。
- 新聞紙⇒作業時にバイクの下に敷いて使い捨て養生シートの役割を果たします。
- HONDA純正G1オイル⇒FTRの純正品らしいです。ネット上の情報ではG2やG3などを利用する例も数多く見られます。
Amazonではちょっと高いかもしれません。地元のホームセンターでは税込み840円でした。
ホンダ ウルトラG1オイル 10W-30 1L 08232-99951 - 紙製じょうご⇒使い捨てでエンジンオイル注入の際使います。
- ハサミ⇒1の牛乳パックの受け容れ口を加工するために使います。
画像には載っていませんが、ドレンキャップのパッキン(Oリング)を用意しました。
Amazonや楽天では純正品は見つけることが出来ませんでした。以下は楽天に出品されていましたが、純正品ではありませんでした。
【在庫あり】 70-967-31050 キタコ K・PIT Oリング ホンダ用 OH-05 価格:260円 |
サイズ(内径×線径):35 x 3
HONDA純正品番:91303-107-000、もしくは91303-KK3-830
同じものを地元のバイクショップでは274円で購入しました。
実際の作業の様子
作業では、固定のための特別なセンタースタンドを用意せず、サイドスタンドで行いました。適切であるかどうかは不明ですが、サイドスタンドを立てた状態だけで作業は完結するように思えます。
まずは、暖気運転(アイドリング)を3分ほどしました
オイルを温めて抜きやすくするためです。今回は暖気運転(アイドリング)を行いましたが、実際に軽く走行してもいいかもしれません。
その間に牛乳パックの加工です。
ハサミで口を単純に開きます。これがいい具合にFTRの下に収まるんです。本当のオイル受けは持っていないので代用品です。1Lが排出量なのですがタンク内の総量は1.2Lです。念のため2つ用意しました。これをFTRの下に新聞紙を敷いてスタンバイです。
次に24mmソケットレンチでドレンキャップをゆるめます
暖気運転で熱くなっているので、やけどに注意しながらの作業です。私は格安の豚皮手袋をはめて作業をしました。
ドレンッキャップはシフトペダルの横(赤丸印)にあります。
ドレンッキャップはキツい状態で締まってました。外すのにかなり力を要しました。
レンチが少し回ったところで止めます。
ドレンキャップを外して、廃オイルを受けます
慎重にドレンキャップを外して、廃油を牛乳パックに受けます。予備のパックは近くに待機です。
実際にはパックひとつで収まりますが念の為です。
その間、はずしたドレンキャップとバネとフィルタはパーツクリーナーで洗浄します。
取り外しの「順番」は、ドレンキャップ、バネ、フィルタ、になります。ここで念のためドレンキャップのOリングも交換します。この交換は2回に1回の交換でいいという説もあります。または劣化してから?さなざまな考え方があるようです。
新しいエンジンオイルを注入します。
元どうりにフィルタ、バネ、ドレンキャップの順にはめて、ドレンキャップが破損しないように締め付けます。締め付けの強さは15n/mということですがその辺はカンです。
オイルゲージ蓋をはずして、新しいエンジンオイルを注入します。このとき、使い捨ての紙じょうごを使いました。
注意点はじょうごに半分以上こえる容量を入れると継ぎ目からエンジンオイルが漏れてしまいます。
次回どうするか?思案中です。大さじ1杯分がこぼれてしまいました。
オイル注入後、アイドリングさせて適正な量であるかをチェックして完了です。
作業時間は約30分といったところです。
数日間はオイル漏れがないか確認を行う必要があると思います。
試走するとシフトの入りがスムーズになったような気がしました。
今後FTR223のオイル交換は自分で行う予定です。