ど素人おじさんの報告書WP

悲しいかな、我々「おじさん」の世代はかなりヤラレっぱなしのキビシイ状況が続いています。 しかしながら、まんざらすてたもんでもない部分も多少なりともあるはず。

*

バイクのユーザー車検で車検場での手順・注意点など、その3

   

さて、いよいよ鬼門の「ヘッドライトの光軸検査」です。
今回は初めて、一発で合格で通過してしまいました。通常は必ずNGなんですけどね。

この「ヘッドライトの光軸検査」で「NGの場合の再検査対策」については、いつも車検場の近くの「テスター屋さん」にお世話になっていました。
私の受けた車検場の近くの「テスター屋さん」の「ヘッドライトの光軸調整の費用」は500円でした(20012年2月)。他の地域と比べてかなり「安価」と思われます。

しかし今回は、後のプロセスで別の部分で引っかかってしまいました。
やはり、「最低限の工具など携帯しておくこと」はかなり重要なことだと再認識させられました。

光軸検査のレーン位置に進む。

下の画像のように、手前の白い横線が「ブレーキ」と「スピードメータ」のエリアでしたが、奥の「白横線」が「ヘッドライトの光軸検査」の位置になります。
指示に従って「ヘッドライトを中心にセット」するとタイヤがぐぐっと、自動的に挟み込まれます。

注意点はタイヤをセットするのではなくあくまでもヘッドライトをセットする気持ちで

くれぐれも間違いやすいのですが、「タイヤの中心のセット」ではありません。あくまでも上から見て「ヘッドライトの中心のセット」です
image

ヘッドライトの検査は、基本的には「上向き」のみの検査ですが、地域によっては下向き検査も行なう場合があるようです。私の地域では「上向き」のみの検査でした。
注意しなければならないのは、この「ヘッドライトの位置セット」が意外と難しいのです。
正しい光軸の設定をしていても、ヘッドライトの位置のセットのズレで不合格しまうのです。
また、デュアル(2灯式)ヘッドライトの場合は、片側ずつの検査になりますので検査していない方のライトは指示に従って、車検場の備品の「ダンボール?」で光が漏れないようにします(していました)。

位置が決まったら、エンジンはかけたままでライトはハイビーム(上向き)「ニュートラル」で指示を待ちます。

ハイビームにして待つ
で工業用ロボットのようなものが左から出てきます。
バイクの正面で上下左右に小刻みに揺れながら光軸・光量チェックして、時折停止したりします。

ヘッドライトOK
というメッセージが電光掲示板に出ると合格です。

ヘッドライトNG
なってしまった場合、もう一度だけ検査が行なわれます。
それでもだめだった場合、検査官が「高軸が左下にずれている」などと「原因」を教えてくれます。

※地域によっては、一切教えてくれない場合があるようです。

不幸にして不合格になった場合、次のステップ(目視検査)にそのまま進まなければなりません。
再検査にて不合格だったステップのみ受けることが出来ます。

不合格になるパターンは以下があげられます。

1_高軸のズレ
2_光量不足
3_光量過剰

などです。

一番多く不合格になるパターンはやはり「高軸のズレ」です。
「光量過剰」に関しては交換の際に適合以上の「バルブ」をつけてしまわないように気をつけなければなりません。
「光量不足」に関しては過去一度だけ「不合格」になったパターンを目撃したことがあります。
ちなみに現在のバイクが10年を越えてしまっていますが、「光量不足」で不合格になったことはありません。今回も合格してしまいました。いつまで合格してしまうのかそろそろ考えなければならない時期にきているのかもしれません。また、「光量不足」に関してはレーサーレプリカタイプなど、ライトのレンズカバーの素材が「アクリル」などのプラスチック系の場合「経年劣化」の「クモリ」での影響も考慮しておいたほうが良いと思われます。

もしかするとハイビーム以外はチェックされていない可能性があります

※2007年4月12日追記

今回はもやはり、ヘッドライトの検査で不合格でした。
原因は光量不足ということでした。半分以下ということです。ライトの角度はOKということです。
15000ルクス以上必要なのですが7000ルクスしかないということでした。
現状所有のバイクはすでに10年以上となりますが、ヘッドライトのバルブは1回も交換した事がありませんでした。やはり経年劣化かなと思いつつ近くのテスター屋さん行きました。
すると、実際は光量は十分で、ライトの左右の光軸はOKなのですが、上向きすぎるというのが原因でした。光量は余裕で16000以上はあるようでした。
この原因は、先日の転倒によるヘッドライトのボディー部分の交換修理によるもので、ライトが上向すぎただけでした。
ということは、車検の光軸検査は「向き」に関しては「左右」しかチェックしていないということになります。これは「新発見」ですね。これからは、左右の調整だけを基本に気をつければいいということになりますが。。。。どうなんでしょう?

目視検査・その他(車検時の同一性の確認、外観検査)

ヘッドライトの検査のゾーンをを渡りきったところで、一旦エンジンを切って待ちます。

検査官の方がハンマーでタイヤをたたいたり、「ギアの山」や「タイヤの溝」などの減り具合などチェックしていきます。
一通り終わると、今度はエンジンをかけて、「ニュートラル」の状態で「ブレーキ」「方向指示器」「ホーン」のチェックを行ないます。

※地域によってはこのステップで排気のテストを行なう場合があるようです。

今回は予想外の「リアブレーキライト」の不具合で不合格でした。不合格の場合、携帯の工具がものをいう

通常はここまで来ると楽勝のはずで、あとはステッカーをもらうだけになるのですが、
今回は何と「リアブレーキライト」の不具合で引っかかってしまいました。

悲しい気持ちでレーンを去りました。

今回は予想外の「リアブレーキライト」の不具合で引っかかってしまいました。
やはり、「最低限の工具など携帯しておくこと」はかなり重要なことだと再認識させられました。
また、「点検記録簿」にしたがって自分のバイクのメンテナンス部分をある程度知っておかなければなりません。もちろん、自分で出来るかできないかは別としてどの部分にどういうものが存在して機能しているのかは知っておくことが必要です。

標準装備されている工具では対応できない場合がありますので、それなりの工具をそろえておく必要があるかもしれません。

今回の不具合は、検査中にフットブレーキを踏んだとき「リアブレーキライト」がつきっぱなしになってしまったという不具合でした。私のバイクの場合、「リアブレーキライト」はワイヤーで調節するようになっています。幸いにしてこのワイヤーは車検のために購入後10年の今回の車検で始めて交換したものでしたので、「サビ」などによるワイヤー劣化ではなく。リアブレーキのパットの調整後の影響によるものと推測されました。以前に同一の経験があり、単純なワイヤーの調節で回避できるものと想定できました。私のバイクは、軽くちょっとリアブレーキのペダルを踏んだだけで点灯するように調整していたので、手順としては「遊びの範囲」を大きくするだけでよいはずでした。

再検査のために携帯の工具で調整する。

下の画像のように、私のバイクのリアブレーキの調節部分は「金属カバー」が被せられています。
それらは4つの「六角レンチを必要とする特殊ネジ」で固定されています。
image
そのため私は、以前から以下のような工具を購入して携帯していました。
私のバイクにはサイズの違う「六角レンチを必要とする特殊ネジ」が何ヶ所かあります。
image

カバーを明けるとスプリングに接続された、ワイヤーがあります。
image
あとはナットの部分を回して、遊びの間隔幅を調節します。
満足行く調節が完了したらあとは金属カバーを被せて終了です。
時間にして約10分程度でした。

再びラインに戻り、合格した所は「青信号」に従って進み、検査書類を検査官に渡して、
目視検査(車検時の同一性の確認、外観検査)を行なってもらい合格しました。

ここで、全ての検査は終了になります。

※地域によってはこの目視検査(車検時の同一性の確認、外観検査)の段階の前後で、
「排気ガスの検査」や「騒音検査」があるようです。

ユーザー車検の終了。最終手続き

検査ラインで必要項目が全て合格となれば、検査官が「自動車検査票」の「最終合格印」の欄に合格印を押してくれます。そのあと検査が全て終了したことを告げられ窓口に行って最後の手続きをするように指示されます。
検査の窓口では次の書類を提出します。と大げさに描いてしまいますが、検査前の受付手続き後のままの書類があれば問題ないのですが、念のため以下になります。

1)自動車検査票(印紙を貼ったもの)
2)車検証
3)重量税納付書(印紙を貼ったもの)
4)継続検査申請書

この時、実は受付手続きのとき「戸惑ったカード(紙の切れ端:付箋みたいなもの)」が活躍します。手続きした人は全て「戸惑ったカード(紙の切れ端:付箋みたいなもの)」で名前を呼ばれることになります。

しばらくすると、有効期間の更新された「車検証」と「検査標証」
(下図:有効期限の書かれたステッカー)を渡されます。
image
これで、ユーザー車検は実質全て終了です。

しかし、確認は必要です。ここでそのまま帰ってしまって万が一「車検証」に間違いがあった場合、その状態が「正」となり、後日「変更手続き」ということになってしまいます。

それから、私はステッカーは「車検場」で貼ることにしています。無くしたらたいへんですからね(笑)。
だから、私は必ず「ラベルはがし剤」と「ヘラ」を持参していきます。

最後に、
もし、不合格になった項目が、その日に修理・対応が出来ない場合、後日検査を受け直すことになります。その場合、不合格になった項目だけの検査となります。その場合、既存の書類はそのままで使えますが、検査登録印紙(1,400円)は再度購入しなければなりません。

これで「ユーザー車検」のレポートは完結です。ここまで読んでくださいましてありがとうございました。
また、補足事項や変更事項がありましたら、都度更新させていただきます。

 - バイクのユーザー車検

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です