浴室の折戸の交換をやってみました。
我が家は築二十年を越えていろんなところにガタが来ています。
浴室の折戸もそのひとつでした。
ところが、この交換を業者に頼んだ場合、その費用はだいたい10万~15万となります。大きな理由は交換時にすでにそのドアの入手が不可となっている場合が多く、ドアだけの交換が出来ないことです。我家の場合も明らかにレール部分が今や存在していない仕様でした。
我家の場合も15万の見積もりが提示されました。高いです(泣)。我家の場合は折戸のサイズが規格ではなく、オーダーサイズになるのがひとつの理由です。
いろいろ悩んだ挙句、無理やりの手直しで限界まで使って「その時」が来たとき考えることにしました。
しかし、限界の「その時」はすでに到来し、約一年が経過し、家族からの要望が日常化していました。
ワイヤーや接着剤などで補正していましたが、ドア本体はもはやバラバラ寸前で開け閉めでドアが変形しレールも走らない状況となってしまいました。
無理やりですが下のレールを脱線させた状態で、上の車輪だけで運用していました。
しかも滑り具合も最悪な状態でした。
当然浴室の密閉ができていないので、脱衣所には浴室からの湿気が流れ放題です。
浴室の折戸交換DIYの実例を確認する。
今回のDIYは、浴室の折戸交換はドア部分だけの交換ではなく、枠の交換もしなければなりません。ネット上に浴室の折戸交換DIYの実例はあまり多くなく、難易度の高さを感じてしまいます。
プロが行っている事例もあれば、私のようなアマチュアが挑戦している例もあります。
交換の方向性はおおむね以下2種類と思われます。
- 既存の枠をそのままにして、その内側に枠をはめる
アタッチメント工法(または、カバー工法)。
⇒上下タイプと四方タイプがあります。 - 規定の枠や間口にはめ込むノーマル工法。
と言うものです。
もちろん、1.のアタッチメント工法がやや難易度は低く、DIY向きであることは言うまでもありません。
方向性は、1.のアタッチメント工法(上下型)に決まりです。商品は以下のもののはずでした。
YKK 浴室ドア 2枚折戸取替用 リフォーム枠 上下アタッチメント工法 サニセーフII 幅510-856mm 高さ1500-2069mm YKKap 折戸Sタイプ アルミサッシ 価格:26,210円 |
ところが、後で記述することになりますが、私はここで大きなミスを犯してしまうことになるのです。
折戸の発注をする。しかし、、、
ホームセンターやネット上で調べましたが、やはりネット上が1万円以上安価と思われます。
オーダーでなければ、1万円の前半で入手できると思われます。
ところが、送料が高い可能性があります。私の場合はなんと9,000円でした(泣)。
これがナカナカ私の場合は認識できませんでした。
大きな注意点といえるかもしれません。
オーダーするべきは以下の商品で、楽天市場のDIYお助け隊を利用しました。
サイズの測定や作業手順も記述してあります。
ところが、私がオーダーしたのは以下でした。考えられないミスです。
ノーマル工法を選択していました。疲れていたんですかね。。。。
現在、本体価格が32,350円(2019/2/3時点)ですが購入時はなんと23,639円(2019/1/9時点)でした。
価格の変動がある商品かもしれません。
したがって、今回の部品の調達費用の総計は32,639円となりました。
浴室ドア 枠付 オーダーサイズ 浴室中折ドアSF型 内付型 幅530-850mm 高さ1801-2020mm LIXIL リクシル トステムSF型【アルミサッシ】【2枚折戸】【建具】【扉】 価格:32,350円 |
これが到着して初めて、大きな間違いに後から気付くことになります。やれやれです。
商品が届くのは発注から2週間くらいが必要なようです。
あと繰り返しになりますが、送料が9千円もしたので。もっと慎重に検討チェックするべきところかもしれません。
さあ商品が届いて確認です。ところが、、、、
商品が届きました。あまり丁寧な梱包でなかったので、不安があります。
確かに四角は確実にガードされていますがあとはヤバイ感じです。
サイズなど確認しようとしたら案の定、ドア枠の外枠が凹んでいます。
何かの衝撃を受けたのでしょう。むかつきますね。
まぁ何とか修正できそうなのですが、もしできない場合はクレームを入れることにしました。
もちろん今後この業者からの商品調達は無いでしょう。
9,000円の送料が悔やまれます。
修正はクランプであて木をして
プラスチックハンマーで慎重に叩いて修正しました。
余計な作業です。
何とか目立たなくなりました。
一安心です。
ここで、ようやく気が付きました。
私が発注したのはアタッチメント工法の浴室ドアではなく、
内付け型のノーマルタイプの浴室ドアでした。
サイズを確認すると注文内容では
□浴室中折ドア枠付 SF型 内付型(オーダーサイズ)
図面上のWサイズ[ 760]mm
図面上のHサイズ[ 1935 ]mm
というわけで、次の作業ははめ込む間口の加工作業になります。
間口の加工と取り付け
アタッチメント工法の浴室ドアではなく、内付け型のノーマルタイプの浴室ドアを発注してしまったため、
間口の加工が必要となりました。
幸い横外枠の加工の必要はなく、縦を長くする(広げる)必要が出てきました。
選択肢は上枠の破壊か、下枠の破壊です。
作業のし易さの面から、下枠の破壊を行うことにしました。
要するに赤い部分の除去ですね。
以下の手順で作業を行いました。
レシプロソーは利用用途がほんとに広い便利なものです。
今回使用しているのがYES-280で、AmazonのものはARS-180です。
SHINKO(新興製作所) 電気のこぎり ARS-180
地元のホームセンターで一年半まえの2015年1月に税込2,980円で特売目玉でしたので即買購入したものです。
Amazonではこの2倍の価格のようです。
3.切断作業が一通り終わったらバールで力ずくで下枠を外します。
4.仮組してみます。
画像ではいい感じなのですが、実は下部がうまく収まってません。
そのため今回調達した外枠のちょっとした加工が必要になりました。
5.おさまりをよくするために枠下部の形状を少し修正します。
下画像の赤丸部分の切り取り(左右とも)です。
切取り線を細字マジックで線を引いておきます。
6.レシプロソーで切目を入れて、あとはロッキングプライヤーを使ってぐりぐりと金属疲労させて切り取りです。
7.もう一度仮組をして、マジックでねじ止め部分の穴から既存の枠に印をつけて下穴を空けます。
8.あとはネジ留めして、コーキングのためのマスキングテープ貼りです。
マスキングテープは百円ショップの20mm幅の50mタイプです。
9.コーキング材は防カビ剤入りの税込み202円のものを使いました。
1本では足りません。コーキングガンは借りものですが300円くらいで手に入るようです。
といいうわけで、完成しました。
完成の姿は仮組の時と代わり映えないので省略ですというか、取り忘れました(笑)。
以前使用していた破損したドアはレシプレソーでガンガン破壊して分別ゴミに出ししました。