ど素人おじさんの報告書WP

悲しいかな、我々「おじさん」の世代はかなりヤラレっぱなしのキビシイ状況が続いています。 しかしながら、まんざらすてたもんでもない部分も多少なりともあるはず。

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たいへんです!ある朝、ノートパソコンの一部が膨らんで変形していました。

      2021/07/20

ある朝、ノートパソコンの右手前部分が膨らんで変形してしまいました。

ノートパソコンは2020年の初めに中古で手に入れた中国製のjumper EZbook X3とういう製品で立ち上がりのBIOSロゴも中国文字のPCです。
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すかさず差しっぱなしの電源コードを抜きました。
本体は幸い熱を持っていませんでした。
内蔵のリチウムバッテリーの膨張の可能性が高いです。

画像では分かりにくいですがタッチパットが今にも捥げそうです。
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横から確認すると少なくとも倍以上の厚さに膨らんでいます。
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間違ってパソコンの蓋を閉めると液晶が割れそうです。
かなりヤバイです。
動作確認をしたいところですが、発火事故が怖いのでグッと我慢です。

とりあえずの対処

スマホやノートパソコンなどに内蔵されているリチウムバッテリー(正式にはリチウムポリマーバッテリー)の発火事故がある時期話題になったことがあります。

リチウムバッテリーに劣化を含む不具合があった場合、内部に揮発性のガスが溜まり電池が膨張します。ここまでは良いのですが、そこで何らかの原因でガスが漏れて、引火して発火事故となります。しかも、質の悪いことにガスが消費されるまで燃え続けるか爆発します。

というわけで、液晶パネルを傷めないように厚手のタオルハンカチを挟んでゆるく蓋を折りたたみ、背面のネジを外していきます。
蓋の折り畳みもやや負荷が掛かっています。
画像でも左上の超蝶番が変形しているのが分かります。
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ネジを外すごとに裏ブタが内部の圧力で弾けるように開いていきます。
完全に外し終わると思った通り、内蔵リチウムバッテリーの左側がパンパンです。
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内蔵リチウムバッテリーのコードは左上のテープの裏で接続されていました。
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内蔵リチウムバッテリーのソケットを取り外しました。
おそらくここまで、10分足らずの工程です。
しかし、はたしてバッテリーなしでパソコンは立ち上がるのかな?
P1010171-2

取り外したバッテリー固定ネジは無くさないようにネジだけ元のネジ穴に取り付けます。
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膨らんだバッテリは、おそらく正常部分が4mm。膨らんだ部分は最大24mmでした。
最大6倍超の膨張です(驚)。
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気を取り直して裏蓋を閉じます。

液晶パネル蓋の開閉も問題なさそうです。スムーズです。

起動すると、すんなり立ち上がりました。
時刻も正常なので、どこかにボタン電池があったのかもしれません。確認し忘れました。
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Wi-fiもBluetoothも正常。このレポートもこのノートPCで作ってますのでキーボードも問題ないようです。

今後

しばらくトラウマになりそうなので、バッテリーなしでノートPCはそのまま使い続けようかと思います。

市場ではこのリチウムバッテリー(型番P313R)は純正から互換品まで多数で回っているようで、価格は9千円前半以上が相場のようです(2021/6/27現在)。
ちなみにこの中古PCはそれ以下の価格で購入しているので、まったく購入する気にもなりません。

参考にされる方は、あくまでも自己責任でお願いします。

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