玄関ドアにドアスコープがつけられず死角があるため、防犯対策のためドアホーンをカメラ付に変えてみた時のレポート。
実は玄関回りのことでずっと悩んでいたことがありました。
我家の玄関は門がなく、オープンスタイルでいきなり道路から玄関まで入ることが出来ます。
幸い砂利を敷き詰めているので、歩くたびに大きな音がします。
夜は特に響きますし、センサーライトも仕込んでいます。
ただ、一つ欠点が。。。。。
我家の玄関にはドアスコープがありません。以下のように、ガラス張りな感じのためです。
なおかつ我家のドアホンはカメラ付ではありませんでした。
だから玄関の様子はずっと「死角」だったわけです。
近ごろ世の中では物騒なことが続いています。困ったものです。
うちのおかみさんは、県警のホームページから安心メールの登録を行なっているのですが、不審者情報などが頻繁にケータイメールに送られてきているようです。
以前、おかみさんの知合いの家でも玄関先で不審者騒ぎがありました。
比較的近所でも不審者騒ぎがこのところ多くなってきているようで、町内会の回覧版も注意を促しています。。
なんとかしなければ、とずっと考えていましたが、家族からの強い要望もあり対策実施をすることにしました。
目次
市場調査と機種選定をしてみました
2006年当時のころですが
家電関係のお店やホームセンターなどに足を運ぶと、カメラ付のドアホンについては各社からいろんな製品が出ていて、特にパナソニックの「どこでもドアホン電話付き」は魅力的な商品でした。
実際、お店でサンプル商品を操作してみました。
人感センサー反応で自動録画、子機でも外の様子がうかがえるのは大変便利な感じでした。
しかし、子機での画面表示は、3秒ごとの「カクカク表示」で、動画ではなく静止画表示になります。
これはちょっとどうかな?という感じがして、また、約6万5千円というのはちょっとひいてしまいました。
2014年現在では、当時欲しかったものが新しいシリーズになって価格がかなりこなれていて、2万から3万円でそこそこのものが出ているので「買い」ではないかと思います。
参考までに2013年製の機種です。
やはり、子機は連続静止画のカクカク画面のようですが、実用性は高いと思います。
パナソニック ワイヤレスモニター付テレビドアホンPanasonic 家じゅう「どこでもドアホン」 VL-SWD210K
余談ですが、他に、もしドアスコープがあるならば、工事不要SHARP製品のものがありました。
TVドアホンの取り付けられないマンション等の集合住宅におすすめかもしれません。また、オプションでカメラ部分を増設したりすることが可能で、複数の部屋の室内モニターなどにも使えるというスグレモノです。
ただし、画面は連続静止画のカクカクで音声のモニターが出来ないのが弱点といえます。
SHARP 玄関ドアスコープ ワイヤレスカメラシステム 壁掛型 工事不要 HN-D150
あくまでも2006年当時のころですが、いろいろと検討した結果、かなりシンプルな最低限の機能で、2万円を切る価格で販売されている、アイホンのKD-22という機種に決めました。
当時発売中の中で最も安価であるという点と、もともと使用していたドアホンがアイホンのIE2-AT(親)とIEH-1C(子)で、既存の配線が使えるのと、電源が素人には安全な「コンセント」というのが決め手でした。
2014年11月現在ではこの機種は新型番で1万円程度で入手可能のようです。
このドアホーンにはもちろん人感センサー反応で自動録画の機能はありませんし、カメラの角度も固定になります。また、モニターの増設は不可で例外的にスピーカーのみが増設可能です。
カメラの角度は固定ですが、広角なレンズなのでさほど問題はないと思われました。
一つだけ気がかりなことは、我家は二階建で「呼出音が届かないのでは?」という問題がありました。増設で2台まで呼び出し音専用の子機(スピーカー?)を取付けられるようなのですが。。。。
そして購入して、セッティングして、気がかりな部分が的中してしまいました。現実は甘くありませんでした。
2階では「呼出音」を最大にしても聞こえつらいのです。
2階への呼び出し音の対応。禁断の対応の領域なので、あくまでも自己責任でお願いします。
実売価格が約18000円の最も安価なアイホンのKD-22という機種を設置したものの、2階までは「呼出音」を最大にしても聞こえつらいという欠点がありました。
これは、かなり深刻な問題でした。
この機種は増設で2台まで呼び出し音専用の子機(スピーカー?)を取付けられる仕様で、増設スピーカーは実売価格1500円くらいになっています。
イメージ的にはこんな感じ設置可能です(下図)。
これは、これでよいのですが、またまた電源の関係で貴重なコンセント口がひとつふさがるという問題がひとつ。
さらに、増設スピーカーは既存の2階に設置のインターホン子機の配線が再利用可能なのですが、1階室内からの呼び出し(音)と通話ができなくなる、という欠点があります。
特に「室内からの呼び出し(音)」は食事やお風呂などいろんな「合図」に便利な部分があり、一つの生活ルールがすでに確立していました。
そこで既存のインターホン環境をどうにか生かして共用接続することが出来ないか、を色々な接続パターンを試してみました(汗)。
既存の環境が、電源がコンセントからではなく、配線直結だったので、配電盤の該当区域の電源をひとつのパターンごとの接続都度に「切」にしていろんなパターンを検証しました。配電盤の場所が離れているので、とても面倒でしたが、下の画像のような表示があるので仕方ありません(怖)。
検証中、いきなりの「ハウリング音」に悩ませられました。頭が痛くなります。
検証の結果、以下の図のようなパターンが成り立つことがわかりました。
カメラ付のモニターと1Fのインターホンが隣接すれば、問題はありません。
今までの生活ルールが維持できるわけです。
実際の接続は下の画像のとおりで、
カメラ付のモニターの「S」という端子が2つあって、2線のコードを二つの「S」に差し込んで接続して、
上の画像1Fの従来インターホン本体の「R」と「E」に(どちらの順番でもOK)接続すれば完成です。
これは、あくまでも自己責任として参考いただくようお願いします。
こうして、玄関まえの死角の解消は完結しました。
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