永い相棒のバイクFTR223に2000円以下の格安チェーンを試してみたというレポート

2023/12/09 2023/12/11

現行運用の格安チェーンが2万キロを越えて最後の限界調整段階(ややオーバー気味ですが：汗)となったのでレポートすることにしました。

2023年11月現在でおそらく232,500km以上の走行距離となったFTR223ですが、
これまで、消耗品に数々の格安部品を装着して対応してきました。
2008年1月に諸経費込み10万円で手に入れたマシンです。
初期型2003年型のモデルで走行距離4万km越(購入時スピードメータが取り換えられてました)でややジャンク扱いのバイクでした。

もともとがあまり調子がよくないマシンだったので、マシンをグレードアップしていこうという方向性はなく、
日常の足として、だましだましで、ともかく費用をなるべくかけない形で対応してきました。
⇒しかし予想に反し、だんだん調子が良いマシンになっていきました。日頃のメンテナンスは大事ですね(笑)。

1 それまでのチェーンは当初はシールチェーンでした。
2 調子に乗ってさらに前回の半分以下価格の格安チェーンをセレクトしました。

それまでのチェーンは当初はシールチェーンでした。

初期のころはチェーン交換はバイク屋さんにお願いして、費用は15,000円でした。
1万円弱のシールチェーンの運用でした。
次第に自分で交換するようになり、当初は怖さのあまり1万円弱のシールチェーンを交換運用していました。
そこまでは全てシールチェーンでした(交換手順過去記事あり)。

言わずもなが、かも知れませんが
一般的にシールチェーンはノンシールチェーンの3倍の耐久性があり、500Kmに一度の注油の運用といわれています。
また、現行の250cc以上のバイクの純正品はほとんど例外なくシールチェーンと聞きます。
ただ、かなり以前はノンシールが純正の時代もあったようですね。

シールチェーンはノンシールチェーンの約3倍の耐久性という一般論がありますが、
「それは条件付きでやや違うんじゃないの？」という疑問はありました。
3倍の耐久性はあくまでも400cc以上の高出力バイクが対象であり、250cc以下のバイクでほとんど街乗りが実際の運用の場合はどうかな？
という疑問が常々頭にありました。
私のマシンFTR223は初期型なので19馬力の重量126Kgとかなりコンパクトなものです。

ということで、ある時期、気の迷いか？2019年11月当時約5千円台のノンシールチェーンを装着してみました(以下)。

EK(イーケー) 強化ノンシールチェーン 520SR スチール 110L 【クリップジョイント】

ノンシールになるとチェーンの装着はカシメではなく、ほとんどがクリップ式になることをこの時初めて知りました。
この製品ももちろんクリップ式でした。装着は楽々です。自転車のチェーン交換並の手軽さとなります。

クリップ式は頼りない印象がありました。
しかし、時にレビューで見受けられる恐ろしいチギレ事故は起こりませんでした。
これまで私の周りで見受けられたチェーンのチギレ事故は、クリップの装着間違いは論外として、すべて例外なく「張りすぎ」が原因でした。
ダンパーが沈むとチェーンが引っ張られるので、これが考慮されていなかったのが原因です。
チェーンのたるみ調整は、一般的に装着時15～25mmで最大50mm以下とされています(と思っています)。
私の場合はチェーンのたるみが50mmあたりになったところで調整を行っています。

シールチェーンとの使用感の違いについてはあくまでも私見となりますが、
基本的には変わらず(鈍感なのかもしれませんが)ですが、
初期はノンシールの方ががやや伸びが早い？という印象があります。
後半はシールチェーンの方の消耗感進行のスピードが間違いなく早く、特に限界値に近付いた時スプロケットとのかみ合わせ異常を感じます。
トータルの耐久性はそれまでのシールチェーンとほぼ同じ約28,000キロで限界値という感じは意外でした。
やはりFTR233は小馬力(19馬力？)で車体が軽いことが幸いなのかもしれませんね。
私の所有した歴代バイクとは馬力も重量もかなり違いますが、間違いなく18,000キロは持たなかった気がします。

余談となりますが、
特にデスペラード800Xは50馬力の240Kgだったので、約13,000キロ前後が限界の印象で、低速カーブで伸びたチェーンが外れる、という恐ろしい経験をしたことがあります。

ということで、今後FTR223のチェーンはノンシールにすることにしました。