浴室の鏡交換しました。しかし、例外事項があると苦労します。。。。
2020/09/10
我が家は住み始めて20年以上が経過しています。
浴室の鏡も長年の使用ですでに用をなさないほど曇ってしまいました。
これまで、クエン酸をはじめさまざま方法で曇り取り(ウロコ取り?)をやってきましたが、さすがにもはや限界です。
一時的に曇りが取れたとしても数日で元に戻ってしまいます。家族からは以前から度々「なんとかならないものか?」とせかされている案件ではありました。
私にとっても出勤前に熱いシャワーを浴びたついでに、T字カミソリで髭を剃るので鏡は必需品です。
曇った鏡は濡れた手で擦って一時的にクリアになるのですが、ところが、ここ数日でこれが一時的という次元ではなく一瞬(数秒)で曇るという有様となりました。
浴室鏡の交換はネット上では比較的「簡単そう」な印象があり、「じゃぁやってみるか」ということで、「なるべく早く浴室の鏡は交換しよう」という決断となりました。
浴室の鏡を探す
ということで、浴室の鏡探しです。
浴室の鏡は一般的には防錆化粧鏡と言われるものが使用されています。
それまで使用していた鏡は縦:390mm、横:270mmでした。
いろいろと、検討した結果以下に決定してオーダーしました。
LIXIL(リクシル) INAX 防錆化粧鏡 スタンダードタイプ KF-3040A
決め手は大手LIXILの製品で、レビューの評価も高く、多かったのと、価格が手ごろだったことです。
Amazonで送料込みで2,551円でした。(2020/09/01現在)。
サイズは縦400mm、横300mm、でオリジナルよりやや縦横が広めですが、ギリギリ収まるはずです。
なお、この商品は様々なサイズ(9種類)があります。
商品はオーダーから3日で厳重な放送で届きました。
取扱説明書に「化粧鏡」と記載されていたので一瞬オーダー間違いかと固まりましたが、「防錆化粧鏡」のシールが表面に貼ってあったので胸をなでおろしました。
別売りだと覚悟していた取付金具も付属しています。
取扱説明書にはこの金具と壁の接地面の下半分にシール材を塗らなければならないと記されています。(理由は不明です)ので、100円ショップで「タイル目地補修パテ」を購入しておきました。
ネジはステンレスの口径4mm、長さ45mmのサラねじです。取扱説明書には要約するとネジのねじ込みは30mm以上(おそらく)が必要の旨が記されています。
曇った浴室の鏡を外す。ところが。。。。
さて、いよいよ曇った鏡の取り外し作業です。
金具をズラして鏡を外しやすくする
一般的に鏡の取り外しは、まず上部の金具を上方向にズラしてから、がアナウンスされています。使う道具はもちろんマイナスドライバーです。
ところが、固着しているのか?ビクともしません。鏡がピキッと少し欠けたので、上方向のズラしはやめて力ずくで金具を曲げて取外す方針に変更しました。
なんだかイヤな予感がします。
鏡を外す。
ところが、鏡は背面に強力な両面テープが貼ってあるようで、鏡はナカナカ外れません。
素手では危険なので豚皮軍手で作業します。
余談ですが、この豚皮軍手はかなり重宝しています。安価です。バイクの運転にも使用しています。熱ものや危険物の扱いに大活躍します。
恐る恐るやっと外しました。というか剥がしました。幸い鏡は割れませんでした。
剥がした鏡の裏面です。やはり強力な両面テープが2ヶ所貼られていました。
金具を外す。。。。。ではなく。
鏡を外した後の壁面ですが、
金具のネジ部分があると思われるところが、ウレタン素材でマスキングされています。
剥がしてみると、ネジではなくリベットです。
ペンチを使ってぐりぐりとしたり回したりしても緩む様子は見られません。これはかなりヤバイです。
30分ほど格闘しましたが、この旧取付金具を残したまま、ということにしました。
残すためにはなるべく壁面に平たく整形しなければなりません。
しかし、これは一筋縄ではいきません。ペンチで整形しても約20mmは盛り上がって今います。せめて5mmにしないとまずい感じです。
考えろ、考えろ、考えろ、です。
で、考えたのが以下の図のように金具と壁面の間に何かを挟み込んで、金具を反らしてなるべく平らにする方向性です。
具体的には画像の通り金具と壁面にドライバーを滑り込まして、もう一つのドライバーのお尻で圧力をかけていくわけです。
実際には画像ではわかりにくいですが、プラスチックの壁面が盛り上がり金具を何とか平べったくすることができました。
最大で3mmほど盛り上がりましたが、これで良しとします。
新しい鏡の取り付け
画像は取外した鏡と新しい鏡の比較です。
新しい鏡が一回り大きい感じですが、これは想定内です。
ドリルで下穴を空けるためのマーキングをします。
単純に既存の金具の内側に、マジックインクで印を点けます。
ネジが4mm径なので、3mmのドリルで下穴開けです。
ドリルには15mmのところでビニールテープで印を点けます。
中空の部分がこれを越えたらねじ込み30mm以上の確保ができません。その場合はホームセンターに急いでネジを買いに行く覚悟です。
幸い、10mm程度で底壁に到達し、ねじ込み30mm以上の確保が確定です。少し運が向いてきたかもしれません。
金具に取扱説明書に記されていたシーリング材の塗布をします。シーリング材は百円ショップで調達したタイル目地補修パテです。
で仮組ですが、
なんと。。納まりません。金具取付位置のミスです。
痛恨のミスでしたが、気を取り直し下部の金具二組を10mmズラシでやり直しです。
ミスした穴はタイル目地補修パテで塞ぎます。
今度は仮組はOKです。
ブレーキクリーナーを噴射してペーパータオルでふきふきして壁面の油分を取り除きます。
あとは、新しい鏡にあらかじめセットされていた両面テープの接着面を剥き出して慎重にセットして、上部金具を下にスライドさせて完了です。
あとがき
新しい鏡はやはり気持ちがいいものです。
振り返ってみると今回想定外の部分とミスで簡単と思われていた作業が3時間も要してしまいました。
今回もそうですが、既存のものをベースにDIYを行う場合に、その対象がもともとメンテナンスをややこしくしている場合が多々あります。
そのような事はメーカー側が素人を簡単に関与させない、あるいはまるごと買い替えの意図をどうしても感じてしまいます。
まぁ、仕方のないところかもしれません、が。。。。。
参考にされる方は、あくまでも自己責任でお願いします。