作業中にレシプロソーが突然停止しました。コード断線の感じなのですが。。。。。
ゴミ出しのため、レシプロソーで廃材の解体作業をしていたら、突然停止しました。
頻繁に利用(かなり酷使)している電動工具なので、使えないのは困ります。
前々から、コード断線思われることでこのようなことがしばしばあったのですが、無理やりコードを捻じ曲げたりすることで、だましだましやり過ごしてました。
しかし、今回は無理やりコードをねじったりの対処でもしばしば停止してしまい、危険な状態です。
なぜ危険かというと、急な停止時は大抵にブレードが切れ目に挟まった状態になる場合が多いです。その時に、スイッチがフル稼働ロックになっていて、急に動作したりすると、機器が暴れまわり、思わぬ事故に発展しかねません。
ちなみにこのレシプロソーは2014年末ごろ近場のホームセンターで購入したものです。
記録によると山善というメーカのYES-280という型番で価格は税込2,980円の格安商品だったようです。
ブレードの装着には六角レンチ(付属あり)で締め付ける式で、ワンタッチのホルダーではありません。ここらあたりが旧式ということなのでしょうね。
画像では、規定以上の23cmに対し28.5cmのブレードを装着しています(読者の皆さんはマネしないで下さいね。危険です)。
余談ですが、このブレードで直径30cm以上の木を切り倒したともたびたびあります。
ということで、
まずは、電源コードの状態を確認することからスタートです。
分解してみる
分解するには11か所をプラスドライバーで外しますが、もう一つ下画像赤△印のところにあるネジを2mmの六角レンチで外さなければなりません(裏面も外します)。
このネジを2か所外す、あるいはある程度緩めると針金型ホルダガードを外すことが出来て、本体をようやく開くことが出来ます。
⇒実はこれがわかるまで苦労しました。一時は分解不可なのかもしれない、と諦めかけました。
実はこのホルダーガードは内部ではこんな感じで取り付けられているわけです。鬼門でした。
状況を確認
内部の全体はこんな感じです。
内部はかなり木くずなど様々な粉砕の粉で汚れていましたが、
モーター部のカーボンブラシの減りやスムーズな動きはまだまだOKで、
これが6年以上酷使した状況であるならば、さらにあと6年は行けそうです。
今後のトラブルがあるとすれば、粉砕カスの影響で
丸ノコの記事で体験したようなカーボンブラシの固着のトラブルがあるかもしれません。
コードの接続状況の確認
電源コードは画像のスイッチユニットに直結されています。
それぞれの△印のプラスねじを緩めると〇印の配線が外せる仕組みです。
通電の状況を確認
電源コードの通電状況はおもちゃみたいな測定機器ですが以下を使いました。
KAIWEETS 検電器 検電テスター 電圧検出器 非接触電圧測定 ペン型 LED付き 12V ~ 1000V / 48V~1000V通電チェッカー (LED)
この機器は税込999円ですが、評価は数多いですが評価は微妙です。
このような配線異常検知や壁の中の配線の有無を検知するのに役立ちます。
ただ、あくまでも目安としての利用を心がけています。
異常と思われる。箇所が少なくとも3つありました。
今回は「無反応」ではなくいずれも「異常な高反応」箇所で、
3つの個所は断線というより「ショート」の可能性を示していました。
未通電の場合は無反応。
高反応の場合はけたたましく「ぴぴぴ」と鳴り響きます。
当初はこのコードを補正する方向性もありましたが、やはりやめにしました。
コード交換確定です。
念のため内部各所の電源の流れをテスターでチェックします。
やはり電源コードからの入力部分のみが異常というのが結論でした。
チェックに使ったテスターは、
これまたおもちゃみたいなものです。
サンコスモ 小型デジタルテスター/マルチメーター DT-830B
価格は2022/02/12現在でなんと、税込:478円でした。
ただし、取扱説明書はついてませんでした。
しかしながら、テスターの使い方はネット上で様々な解説があります。
9V四角型電池は装着されていないので別途用意が必要です。
電源コードの付け替えて動作確認
新しい電源コードを用意しました。
オリジナルのコードは硬かったのですが、こちらは柔らかみがあります。
あくまでも私見ですが、堅いコードは逆に断線になりやすいかもしれません。
特に収納時のコードの巻取りなどで。。。
なぜか、私の所有する他の電動工具のコードは柔らかめです。
とは言っても延長コードです。この先端を切断して使います。
近場のホームセンターで税込298円です。
なお、このコードは2重被ふく使用になっています。
コンセントと反対側のコードを切断して、
接続部分を剝いて、ハンダで切断先端部分をコーティングします。
ハンダごてもハンダも100円ショップで調達したものです。
スイッチユニットに差し込んで、マイナスネジで締め付けてがっちり固定します。
ところが、ガリガリと異音で煙が出てきました。
おそらく、作業中に本体内の粉塵カスがモーター内に入り込んだのでしょう。
そこで、バイク用のチェーンオイルをモーター内部や駆動部分にくまなく注入しました。
今度は試運転は快調でした。
というわけで、逆の手順で組み立てて完成です。
その後の使用感
その後、作業で少なくとも200回以上の切断(うち直径30cm越えの木を2回)しましたが、
快調に動作しています。
コードが熱を持つなどの異常もありませんでした。
気持ちの問題かもしれませんが、修理前よりも鋭くパワフルになった感があります。
あと、コードの耐久性はまだわかりません。
今回は、レシプロソーによるかなりの量の廃棄物破壊の作業が控えていたため、
とにかく急いで完了する必要がありました。
ところが、私の住む近場のホームセンターでは、
黒っぽくていかにも電動工具の電源コードいうものは売っていませんでした。
NETで調べると、おそらく12Aとか15Aで該当品が出てきます。
しかし今回採用のコードはアンペア表記でなくワット表記で1,500W(ということは最大15A?)となっています。
あくまでも素人目線のレベルですが。
このレシプロソーは100V用の250Wで2.9Aなので、許容と認識しています。
参考にされる方はあくまでも自己責任でお願いいたします。