バイクのユーザー車検で車検場に行く前にやっておくべきこと、その1
2014/10/14
目次
定期点検基準に基づく点検整備は事前に行うべきです
つまり、バイクの車検を受ける前に、点検整備を完了して、整備個所を明らかにしておく、ということです。
バイクの場合は「12ヶ月点検」と称されるのですが、なぜか「自動車の場合の24ヶ月点検と同じ意味」となり、バイクの場合2年目の12ヶ月目の点検という意味になります。
この言葉のおかげで、私はいくつかの場面で混乱しました。
この「定期点検基準に基づく点検整備」は、検査後(車検時の)の点検も認められていますが、効率を考えると先に検査しておいた方が良いと思います。
ここで「自分でできるか出来ないか」で費用がずいぶん違ってくるわけです。
できるだけ自分の力でクリアできるところを明確にして、本当に出来ないところ(かえって非経済的であるところ)はバイクショップ等に依頼することになります。
これからご紹介する点検箇所、点検項目はあくまで「定められた最低限度の点検項目」になります。バイクによっては、メーカーが指示する点検項目があります(逆に存在しない場合もあります)ので、メーカーがバイクごとに発行する「付属の整備手帳(メンテナンスノート)」を参考にするのが確実です。
実際の車検においては「点検整備の結果」を「点検整備記録簿」にまとめておく事がのぞましいことになります。
なお、「点検整備記録簿」書式については自由な形が認められていますが、
「点検整備記録」は、バイク・自動車とも点検の結果と整備の概要を記録し、バイク・自動車に備え付けなければいけないことになっています。そして、自動車は2年間、「その他の自動車(バイクを含む)は1年間の保存期間が義務づけ」られています。
下記点検項目をクリックするとそれぞれの詳細である点検部分(個所)へ、飛びます。また
☆点検項目
以下、各点検部分(個所)には「6ヶ月点検対象」、「12ヶ月点検対象」がそれぞれあります。
- かじとり装置
- 制動装置
- 走行装置
- 緩衝装置
- 動力伝達装置
- 電気装置
- 原動機
- ばい煙、悪臭のあるガス、有毒なガス等の発散防止装置
- その他
- その他日常に点検すべき事項
1.かじとり装置
2.制動装置
注1):バイクによっては該当しない場合もあります。
注2):ブレーキ・パッド、ライニングの厚さは、その結果(厚みをmm表示で)を記載することになっています。
3.走行装置
注3):「タイヤの溝の深さは、0.8mm以上」が車検の合格ラインです。また、タイヤの溝の深さは、スリップサインが目安です。
4.緩衝装置
5.動力伝達装置
6.電気装置
7.原動機
8.ばい煙、悪臭のあるガス、有毒なガス等の発散防止装置
9.その他
10.その他日常に点検すべき事項
一般的な点検の結果記入記号について
点検箇所、点検項目(最低限の項目です)の各結果については以下の記号で表すのが一般的です。
※各点検項目ごとに、
「○、レ、A、△、C、L、×、T、/」など記号のチェックを記入し、
点検整備のまとめを以下のような書式に記述します。