棚つき巨大テーブル
2015/04/08
室内向けのDIYとしては、テーブルについで2作目でした。
当時、所有する家具の中で群を抜いて最大の大きさとなってしまいました。
毎度のことですが、考えていたよりも実際に出来上がったものは大きくなりすぎます。
今回は「なるべくシンプルに、丈夫に、安全に」が目標でした。
ここでも、「テーブル作成」と「ウッドデッキ」の「実績」と「経験」がモノを言うことになりました。
作成時期:2002年6月
棚つき巨大テーブル_プロローグ
当初、操作用として2台のPCが常時稼動している状況でした。
メインPCは10年程前に購入したスチール製のパソコンデスクを利用していました。
このパソコンデスクは幅と奥行きが60センチしかなくキーボードを置くと、マウスのスペースがないという代物でした。当時はMS-DOS全盛の時代だったので、マウスの使用は想定されていなかったんだと思います。
Windows時代に突入した頃から、このパソコンデスクに45cm×90cmの合板を乗せてグラグラした状態でずっと乗り切ってきました。
もう一台のPCは、当時はやりの?スチールパイプのメタルラック(4段H150×W90×W45)を、一段を無理やり反対向けのテーブルにして、3段構成で使用していました。それぞれの棚には天板がないので、適当な板を天板代わりに、やはり歪な感じでグラグラしていました。
(下の画像は、少々わかりにくくなっていますが、メタルラックとスチール製のパソコンデスク)
PCを設置している2階の部屋には、統一感のない本棚が2つあり、それらはほぼ飽和状態となっていました。
また、この部屋の天井の一番高いところは330cmの高さがあり、「何か取組めるかも知れない」というスペースがありました。
ちなみに我家は「押入れ」のような「収納」と呼ばれる部分が、何と4箇所しかない
(今の新規住宅はかなり収納機能がすごいみたいですけど)。
また、女房(おかみさん)が本格的にトールペインティングやらを始めた時期だったので、専用の作業台が必要になっていました。
そいうわけで、そろそろ室内ものを手がける段階に来ていました。
作成するものは「巨大?デスク付ラック」
今回のテーマは 「なるべくシンプルに、機能的に、丈夫に、安全に」としました。
「安全」が出てきたのは「330cmの高さ」を意識した部分で「転倒」に対する意識が強いです。
おそらく、今までの「テーブル作成」と「ウッドデッキ」の「実績」と「経験」がモノを言いました。
棚つき巨大テーブル_設計
今回の作成イメージは、おおよそ下図のとおりです。
テーブル幅はおよそ80センチメートル前後になると思われました。
これを横並びに3つ(柱としては4つ)並べた形が完成形です。
最終的な大きさはテーブル板の調達の状況で決めることにしました。
今回はテーブル作成の時に、必要以上に強度になってしまった反省から、コスト重視にしました。
また、今回は屋内仕様なのでレッドシダー材ではなくSPF材とコンパネ材を使用しました。
ただし、テーブル部分は厚さ2センチ以上のパイン材を想定しました。
ちなみに、黄色の部分はすべてコンパネ材使用の想定です。
棚つき巨大テーブル_資材の調達
今回の資材調達は以下のとおりです。
詳細設計に落とし込むと、3メートルのSPF材はほとんどあまりが発生しません。
資材 | 数量 | 単価 | 金額 | |
1 | SPF材(3メートル) |
20 |
670円 | 13,400円 |
2 | コンパネ(12ミリ×90センチ×180センチ) |
5 |
880円 | 4,400円 |
3 | パイン材(合板)50センチ×255センチ |
1 |
7,680円 | 7,680円 |
4 | ヘキリサポート(突っ張り器具) |
2 |
510円 | 1,020円 |
合計 | 26,500円 |
相場的には少し高めなのかもしれません。
今回は自宅から15分弱に位置するホームセンターから調達しました。
例により、「無料貸し出しトラック」の利用です。この店もガソリン代は無料でした。
今回見つけた「ヘキリサポート(突っ張り器具)」は下図。2×材に見事にマッチしているサイズです。胴体のところをくるくる回すと上下するようになっています。
棚つき巨大テーブル_作業と完成
下の画像は水平を確認しながら「棚板用のうで(根太)?」の取り付けを行っている様子。これ以外の棚板は必要なときに任意に増やしていくことになります。
全体的な大きさは、奥行き1010ミリ、高さ3000ミリ、幅2450ミリの大きさになります。
つまり750ミリ幅の机一体型の棚が3台連結したものになります。
ゴムハンマーと水平器が載っている部分には「厚さ25ミリ×52ミリ×2450のパイン材」が載せられ、その部分がデスク部分になります。
作業中のドリルが置いてある部分と足元の棚は、「12ミリコンパネ」材です。ここにはかなり重量のあるパソコン本体やパソコンディスプレイを置いたりしているため、SPFの2×材で「枠どり補強」してあります。
ちなみに下の棚には「自宅サーバー」や「100Kgを越す金庫」も置いてあります。もしかすると、棚板が抜ける前に2Fの床が抜けるかも知れません(笑)。
下の画像が完成した外観です。完成直後の画像がなくややわかりにくいですが、
右から順に750ミリごとに「女房の作業机」「女房のパソコン机」「ど素人おじさんのパソコン机」になります。
棚から道具を取るときは、机に乗って物を取ります。机部分は「厚さ25ミリのパイン材」なのでビクともしません。
毎度のことですが、恥ずかしながら、またまた未だに未塗装です(2014年9月現在)。
右上の画像は、棚板(12ミリコンパネ)と取り付け補助具(ただの35ミリ×25ミリの角柱です(笑)。
必要な時に、好きな高さに水平器で確認しながら角柱をコースレッドで固定して棚板を載せます。
ちなみに「12ミリコンパネ」はかなりの強度があります。20kg弱のアンプやデッキなどが一枚板に載っていますが、その後全く問題なく利用しています。
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