ど素人おじさんの報告書WP

悲しいかな、我々「おじさん」の世代はかなりヤラレっぱなしのキビシイ状況が続いています。 しかしながら、まんざらすてたもんでもない部分も多少なりともあるはず。

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古いPC環境で作成されたと思われる画像その他のデータの入ったCDを預かったのですが、Windows7のPCが認識しません。おそらく過去の規格でUDF1.02というやっかいなフォーマットがひとつの原因かもしれません。

      2016/04/10

DATAの入ったCDをPCで開けない事例は多々あります。
よくある事例は、

①Windows7もしくはVISTAで作成したCDやDVDがWindowsXPやWindows98で開けない。
②CDやDVDにクローズ処理をしていないので開けない。

と云うものが一般的になります。

しかし、ここで紹介する私の事例は、過去の環境で作成されたCDのデータの読み込み不具合の対応です。

このような事態は、本当は数多く存在すると思われるのですが、なぜか、ネット上でもあまり明確な解決策が見出されていない気がします(私の検索のやり方がおかしいのかな?)。

互換性のあるフォーマットでCDの再作成

という最終対応がほとんどです。

今回はWindowsXPで作成されたCDがWindows7で読めない事例で、その作成元のデータがどこにもにも残っておらず、なんとしてでもCDからデータを取り出さねばならない、という対応内容です。

このCDの作成環境について再度作成関係者に問い合わせてみましたが、何しろ5年前のことで、WindowsXPで何らかのPCに付属のアプリケーションで作成された、ということしかわかりませんでした。しかもそのPCは今や存在せず廃棄されたということです(泣)。

古いPC環境で作されたと思われる画像その他データの入ったCD-RがWindws7環境で読めません

5年ぶりに同窓会が開かれることになり、5年前に撮影されたという画像データその他をCD-Rでもらいました。
今回会場でスライドショーで100枚ほどの画像をスクリーンに表示させるためです。

ところが預かったCDは認識されるのですが下画像のように、まるで空の状態です。
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しかし、プロパティで内容を確認すると、DATAは明らかに書き込まれています。
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内容を調べるためにBurnAware Freeというフリーのバーニングソフト使ってみます。
本来は、CDやDVDやBlu-rayを焼くソフトなんですけどね。
私はちょっと古いver7.6を使っています。めんどくさいので日本語化はしてません。
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メニューのDisc Infoをセレクトします(赤丸印)。
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Sessionが6つあってそれぞれ1つずつのトラックがあるようです。
トラックのフォーマットはUDF1.02みたいです。なんだか泥沼にはまるような予感です。
このバージョンは、Windows98や過去多くのApple系のマシンなどとの互換性を意識したものと思われます。
あきらかに、UDFの内容が読めないことになっているようです。
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このあたりでのバージョンの場合、CD作成ソフトの独自方式に依存する場合もあったりします。

スライドショーの作成限界まであと36時間弱になってしまいました。

古い環境で作成されたUDF1.02と思われるフォーマットのCD読込み方法を探しまわりました。なかなかいい事例がありません。

その解決方法として、あくまでもWindowsXP以前の環境に限りますが、
一つの例として、当時広く普及していたDLAというドラッグ&ドロップでパケットで書き込めるソフトを利用していた場合、UDF-Readerのインストールで解決できる場合がるようです。

ダウンロード先は2015年8月15日現在で

http://www.sonicjapan.co.jp/dla/udf_reader.html

となります。

ただし、これはあくまでもWindowsXP環境でのはなしで、今回のWindows7では、標準ではインストールできません。

今回、無理矢理のインストールか仮想環境のインストールを考慮しましたが、あとあとのアンインストールがかなり厄介なことになりそうなので、やめました。
最後の選択肢に取っておくことにしました。

他にもB’s Recorder(もしくはClip)やらRoxioで作成されたものかも知れなかったので、周囲の協力をいただいて、いくつかのWindows7で比較的最新のインストールされた環境があったので試しましたがダメでした。

古い環境で作成されたUDF1.02の読み込みにやっとたどり着いたのが、2つのソフト組み合わせでした。

いろいろと、各種ソフトを試したり、目先を変えたりして何とか読み込みと取り出しに成功したのが以下の2つのソフトでした。
いずれも復旧復元用途の機能になります。

ひとつはNero2015の体験版

もうひとつは、Recuvaという復元のフリーソフト

です。

NERO2015によるCD読込みとデータの取り出しについて

NERO2015のダウンロード先は2015年8月15日現在で

http://www.nero.com/jpn/products/nero-platinum/free-trial-download.php

となります。念のため、最上位バージョンのplatinumをダウンロードしました。
インストール時に、お決まりですが、無用と思われるクリーンアップソフトの同梱インストールの考慮に注意が必要です。

NERO2015の体験版では15日間の制限と機能にいくらかの制限がありますが、赤丸印のNero Rescue Agentを使います。
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メニューからクリックして進むとファイル検出されます。
ところが、変ですUDFが2.01として処理され、画像データは検出されませんでした。
あと、セッションとトラックがそれぞれ5つずつあるはずなのですが、それぞれ1つだけです。結合された認識なのかもしれません。
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画像データはどうやら、Excelシート上に貼り付けられている印象があります。何しろ403MBという巨大なファイルですから。。。

ともかく、Checkして復旧に進みます。

ここで、体験版の制限事項があります。
1度に5つのファイルの復元しかできません。5つ以上のファイルを復元する場合は前画面に戻っても動作してくれません。拒否されます。もう一度、Nero2015を最初から立ち上げなおさないとダメなようです。

画像ファイルと思われる5つのファイルが復元されましたが、同一ファイル名です。復旧保存ごとにリネームしていきます。
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以下は復元完了の画面です。
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ここで、あくまでも予測なのですが、
もしかすると、がそれぞれ5つずつあるはずのセッションやトラックは、ファイルの更新管理を差分で行っているのでは?と解釈しました。つまり今回の例では5世代が作成された形なのかもしれません。どうなんでしょう?

ともかく、あくまでもExcelシートの中に存在しますが、まずは画像データをなんとか取り出すことができました。
Neroさまには、大感謝です。

ただ、Excelシートから画像を一つずつ100以上をファイル化する途方もない作業が残されていました。
スライドショー作成限界時間がアウトの可能性もあります。

recuvaによるにおいてのCD読込みとデータの取り出しについて

recuvaのダウンロード先の情報(窓の杜)は2015年8月15日現在で

http://www.forest.impress.co.jp/library/software/recuva/

です。バージョンはv1.52.1086でした。

ダウンロードの際には、間違って違うソフトをダウンロードしてしまいそうになるので注意が必要です。
また、インストール時に、お決まりですが、無用と思われるクリーンアップソフトの同梱インストールの考慮に注意が必要です。

インストール後クリックすると以下の画面が出て、ファイルの種類を絞り込む込むことができます。ここでは念のためすべてのファイルを選択しています。
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CDドライブを選択します。
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復旧準備完了です。
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スキャン状況が進行していきます。
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約1分ほどでファイルが検出されました。
やりました、大量のjpg画像ファイルと、エクセルシートに貼り付けたと思われる画像ファイルが検出されました。しかも復元可能率が高い緑丸マークです。
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ファイルの詳細を確認してみるとUDF2.5として認識されているようで、セッションも5つ認識されていました。
やはりこの状況から、どうやらセッションが5つあるのはファイルの差分が5世代あるような印象を受けます。
ただ、今度は逆にNERO2015で認識されていた画像ファイルが貼り付けられている大きな容量のExcelファイルは認識できませんでした。他のExcelファイルは認識できました。あくまでも推測の域ですが、Excelに関しては極端な大きさの403MBというファイルサイズの容量が認識処理出来ない可能性があります。実際にNERO2015で取り出すことができた画像が貼り付けられた該当のExcelファイルは開くのにかなりの時間を要し、PCに大きな負荷がかかっているような状況でした。

ともかく何とかjpgの形式ファイルで取り出し保存がうまくいきましたので、エクセルシートから貼り付けた画像をファイル化する途方もない作業から解放されました。

今回の事例をまとめてみると

今回の事例をまとめてみると

Nero2015では画像のファイルの読み出し取り出しができなかった。ただし、ファイルサイズの大きいExcelファイルやその他のExcelファイルは救出が可能だった。

recuvaではおおむね全体的なファイルの救出は可能であったが、ファイルサイズの大きいExcelファイルは読み出し取り出しができなかった。

ということになります。

ともあれ、あとはMicrosoftのムービーメーカーで楽々とスライドショーを小一時間で完成させ、同窓会の上映には間に合いました。

参考にされる方は、あくまでも自己責任でお願いします。

 - PC関連, お世話になったフリーソフト

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